キンテン

キンテン
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1929年
死没 (不明)
ブラツクスミス
華栄
生国 日本の旗 日本北海道
生産者 新冠御料牧場
馬主 肥田金一郎
調教師 稲葉秀男
競走成績
生涯成績 平地1勝
障害37戦11勝
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キンテン日本競走馬である。1934年第1回大障碍特別(現在の中山大障害)に優勝した。半弟に1941年春の目黒記念に勝ったタカホマレがいる。

現役時代

1932年春の中山でデビューし平地では1勝を挙げた。翌1933年より障碍入り。中山で3戦した後、福島で初勝利を挙げた。その後徐々に力をつけ、1934年秋の東京開催ではレコードで優勝戦を制している。なお、12月1日中山競馬場で行われた呼馬障害で出走馬がキンテン1頭のみという単走レースを行っている。

その4日後の12月5日に行われた第1回大障碍特別は当時の障害競走としては極めて難易度が高かったこともあり、レッドサンド、キンテン、キッポウ、ハツシオのわずか4頭の出走となった。その中で人気となっていたレツドサンドは平地でも帝室御賞典に優勝するほどの実力の持ち主であり、当日も1番人気に支持された。

レースは不良馬場で行われ、キンテンはスタート後しばらくしてハナを奪うとその後はマイペースの逃げを打つ。1周目の大竹柵障害は全馬無事に飛越を終えたが、2周目の大土塁障害でレツドサンドの法理騎手が落馬する。最大のライバルが競走中止したことでキンテンの勝利は確実かと思われたが3コーナー付近からキツポウが急追。これをハナ差凌ぎきったところがゴールだった。

なお、キンテンの馬主は大障碍特別を創設した中山競馬倶楽部理事長の肥田金一郎であり、自らの所有馬で第1回のレースを制することになった。その後は競走に出走することはなく、翌1935年秋に用途変更。その後は宮家の御乗馬として献納された。

競走成績(障害競走のみ)

年月日 競馬場 競走名 頭数 人気 着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム 着差 1着馬/(2着馬) 斤量
1933 3.19 中山 障碍 13 9人 着外 稲葉幸 57 障2400(良) ボリニーコイワヰ 56
3.20 中山 障碍 10 7人 3着 稲葉幸 57 障2400(良) 11馬身 シンボリ 64
3.21 中山 障碍 15 5人 4着 稲葉幸 57 障2400(良) ゼーキング 57
9.18 福島 障碍(加増3kg以下) 5 2人 2着 稲葉幸 59 障2800(良) ハナ ヒリユウ 62
9.19 福島 障碍(加増2kg以下) 9 1人 1着 稲葉幸 59 障2000(良) 2:15.2 2馬身 (グロリーチヤペル) 58
10.7 日本 障碍 9 2人 2着 稲葉幸 59 障2200(良) 3.1/2馬身 ホノルル 58
10.14 日本 障碍(加増2kg以下) 18 3人 着外 稲葉幸 57 障2400(重) タマミヤチダケ 57
10.15 日本 障碍(加増3kg以下) 10 なし [1] 4着 稲葉幸 57 障2400(良) アスペル 58
10.20 日本 障碍 11 6人 1着 稲葉幸 57 障2400(不) 2:51.2 クビ (リンプウ) 55
10.29 中山 呼馬障碍(加増ナキ馬) 16 6人 3着 稲葉幸 58 障2800(良) 2.1/2馬身 トツゲキ 55
10.30 中山 呼馬障碍 9 4人 着外 稲葉幸 58 障2400(不) カケビ 63
11.5 中山 呼馬障碍(加増ナキ馬) 11 4人 1着 稲葉幸 58 障2400(良) 2:44.2 (ピンオー) 56
11.19 東京 障碍(加増2kg以下) 8 2人 4着 稲葉幸 58.5 障2500(重) トツゲキ 56
11.26 東京 障碍(明ケ4、5歳馬) 5 1人 3着 稲葉幸 58 障2400(良) 大差 フイヤパーク 54
12.2 東京 障碍(駈歩含2kg以下) 7 1人 滑走中止 稲葉幸 58 障2400(不) アサタカ 58
12.15 京都 障碍 17 5人 1着 稲葉幸 58 障2400(良) 2:45.4 (ケリマイ) 57
12.25 京都 障碍優勝 7 6人 3着 稲葉幸 59 障3200(良) フンカワン 62
1934 3.24 中山 呼馬障碍特ハン 11 7人 1着 稲葉幸 56 障2400(良) 2:46.8 1/2馬身 (アサタカ) 53
4.14 東京 障碍特ハン 9 3人 着外[2] 稲葉幸 55 障2800(不) アサタカ 55
4.21 東京 障碍 9 2人 3着 稲葉幸 61 障2800(不) 5.1/2馬身 サンダークラツプ 73
4.22 東京 障碍 11 1人 2着 稲葉幸 61 障2400(不) 1.3/4馬身 オートビス 60
4.27 東京 障碍ハンデキヤツプ 9 1人 4着 稲葉幸 61 障2500(良) ミハギ 60
4.28 東京 障碍 8 1人 3着 稲葉幸 61 障2500(良) 7.1/2馬身 レツドラゴン 59
5.5 日本 障碍特ハン 9 3人 1着 稲葉幸 55 障2400(良) 2:41.6 1.1/4馬身 (ネムロガロン) 57
5.20 日本 優勝障碍 6 1人 2着 稲葉幸 62 障3200(良) 3.1/2馬身 ケイメイ 58
6.16 福島 障碍 3 1人 1着 稲葉幸 63 障2800(良又不) 3:17.0 10馬身 (アサタカ) 62
6.24 福島 障碍優勝 6 2人 2着 稲葉幸 63 障3200(良) 4馬身 レツドサンド 63
10.20 日本 障碍特ハン 10 5人 着外 稲葉幸 63 障2600(良) マイデンヤー 60
10.22 日本 障碍 12 4人 3着 稲葉幸 64 障2400(良) 頭+クビ ヒリユウ 62
11.2 日本 障碍 8 3人 3着 稲葉幸 64 障2400(不) 2.1/2馬身 カーネーシヨン 57
11.3 日本 障碍 7 3人 3着 稲葉幸 64 障2600(重) 頭+2馬身 プランプトン 60
11.11 東京 障碍ハンデキヤツプ 6 6人 2着 稲葉幸 62 障2800(良) 1馬身 キングバージン 61
11.18 東京 障碍 5 2人 1着 稲葉幸 64 障2400(良) R2:45.8 2.1/2馬身 (レツドサンド) 67
11.25 東京 障碍優勝 4 2人 1着 稲葉幸 64 障3200(良) R3:43.2 6馬身 (アートフル) 59
11.30 中山 呼馬障碍特ハン 3 1人 2着 稲葉幸 63 障2600(良) 2.1/2馬身 レツドサンド 67
12.1 中山 呼馬障碍 単走 1着 稲葉幸 67 障2600(良) 3:02.4
12.5 中山 大障碍特別 4 2人 1着 稲葉幸 67 障4100(不) 5:21.2 ハナ キツポウ 57
  • 1 キンテン他3頭が単勝無投票
  • 2 落馬再騎乗
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。
1930年代

第1回 キンテン / 第2回 イサハヤ / 第3回 オーシス / 第4回 ジユピターユートピア / 第5回 トーナメント / 第6回 フソウ / 第7回 キンテキ / 第8回 トクタカ / 第9回 リードアン / 第10回 コクオー / 第11回 シヤインモア

1940年代

第12回 キヨクジツ / 第13回 スタミナ / 第14回 ライハルオン / 第15回 ゼーアドラー / 第16回 ホウカツピータ / 第17回 バイエル / 第18回 モトクマ / 第19回 カミワカ / 第20回 ニユージヤパン / 第21回 フクレイ / 第22回 ブルーホマレ / 第23回 カミカゼ / 第24回 ブランドライト

1950年代

第25回 エイシヤイン / 第26回 アシガラヤマ / 第27回 ツキヤス / 第28回 ミツタヱ / 第29回 カツシロ / 第30回 サチヒカリ / 第31回 ハクオー / 第32回 モモタロウ / 第33回 ギンザクラ / 第34回 アラワシ / 第35回 キタノイヅミ / 第36回 シマユキ / 第37回 ハクレイ / 第38回 クロシオ / 第39回 ヤマカブト / 第40回 ケニイモア / 第41回 ケニイモア / 第42回 オータジマ / 第43回 ハルボー

1960年代

第44回 ロールメリー / 第45回 ロールメリー / 第46回 クニハヤ / 第47回 トサキング / 第48回 フエニツクス / 第49回 ライトリア / 第50回 ゴールデンオーザ / 第51回 フジノオー / 第52回 フジノオー / 第53回 フジノオー / 第54回 フジノオー / 第55回 ミスハツクモ / 第56回 アドミラル / 第57回 ホウラン / 第58回 クニハヤヒメ / 第59回 ヤマニンダイヤ / 第60回 フジノホマレ / 第61回 タジマオーザ / 第62回 ホンマルシロー / 第63回 マウントブゼン

1970年代

第64回 ハセタカラ / 第65回 リクオー / 第66回 ナスノセイラン / 第67回 開催取りやめ / 第68回 ナスノセイラン / 第69回 マスヒロ / 第70回 ナスノヒエン / 第71回 クリユタカ / 第72回 グランドマーチス / 第73回 グランドマーチス / 第74回 グランドマーチス / 第75回 グランドマーチス / 第76回 エリモイーグル / 第77回 サクラオンリー / 第78回 バローネターフ / 第79回 バローネターフ / 第80回 ファンドリナイロ / 第81回 バローネターフ / 第82回 バローネターフ / 第83回 バローネターフ

1980年代

第84回 オキノサコン / 第85回 カチウマタロー / 第86回 ナカミショウグン / 第87回 テキサスワイポン / 第88回 キングスポイント / 第89回 キングスポイント / 第90回 オキノサキガケ / 第91回 オキノサキガケ / 第92回 メジロジュピター / 第93回 メジロアンタレス / 第94回 ブルーフラール / 第95回 オンワードボルガ / 第96回 ライバコウハク / 第97回 ハッピールイス / 第98回 メジロアンタレス / 第99回 シノンシンボリ / 第100回 メジロアイガー / 第101回 ヤマニンアピール / 第102回 キョウエイウオリア / 第103回 メジロマスキット

1990年代

第104回 パンフレット / 第105回 ワカタイショウ / 第106回 シンコウアンクレー / 第107回 シンボリモントルー / 第108回 シンボリクリエンス / 第109回 シンボリクリエンス / 第110回 メジログッテン / 第111回 ブロードマインド / 第112回 ブロードマインド / 第113回 ローズムーン / 第114回 ダイカツストーム / 第115回 フジノスラッガー / 第116回 ポレール / 第117回 ポレール / 第118回 ポレール / 第119回 ケイティタイガー / 第120回 ノーザンレインボー / 第121回 ビクトリーアップ / 第122回 ゴッドスピード

2000年代

第123回 ランドパワー / 第124回 ユウフヨウホウ / 第125回 ギルデッドエージ / 第126回 ブランディス / 第127回 メルシータカオー / 第128回 テイエムドラゴン / 第129回 マルカラスカル / 第130回 メルシーエイタイム / 第131回 キングジョイ / 第132回 キングジョイ

2010年代
2020年代