Pppd

曖昧さ回避 この項目では、ネットワークソフトについて説明しています。幽門輪温存膵頭十二指腸切除術については「膵頭十二指腸切除術」をご覧ください。
pppd
作者 Paul Mackerras, based on earlier work by Drew Perkins, Brad Clements, Karl Fox, Greg Christy, and Brad Parker
最新版
2.4.7 / 2014年8月9日 (9年前) (2014-08-09)
リポジトリ
  • github.com/paulusmack/ppp
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対応OS Linux, Solaris
種別 インターネット
ライセンス BSD-like licenses. Not all of them apply to all parts of pppd
公式サイト http://ppp.samba.org
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pppdは、Point-to-Point Protocol(PPP)のデーモンであり、Unix系OSの2つのノード間のネットワーク接続を管理するのに用いられる。コマンドライン引数や設定ファイルにより設定される[1]。PPPで接続された経路を複数マシンで共有するためNATと組み合わせ利用されることが多い。

当初はダイヤルアップ接続の管理にのみ用いられていたが、後にDSLのようなブロードバンド接続にも用いられるようになった(PPPoEPPPoAを使用する場合)。

pppdの役割は、PPPセッションの接続・切断の管理である。セッションが生成される間、pppdは以下の動作を行う。

  • 伝送路検出: PPPはマジックナンバーを用いて伝送路を検出する。pppdがPPP LCPメッセージを送信するとき、それらのメッセージにはマジックナンバーが含まれている。伝送路が検出されると、ノードは対抗側のマジックナンバーによってメッセージを得る代わりに、自身のマジックナンバーによりLCPメッセージを受信する。
  • 自動自己設定: Using Link Control Protocol(LCP)によって、使用する圧縮・暗号化・認証方式を交渉する。
  • アクセス制限と認証: Challenge-Handshake Authentication Protocol(CHAP)やPassword Authentication Protocol(PAP)のようなプロトコルを使用して、認証を行う。
  • レイヤ3設定: Internet Protocol Control Protocol(IPCP)を用いて、IPアドレスMTUDNSサーバアドレスなどのIPパラメータを交渉・決定する。いくつかのバージョンは、IPXAppletalkのルーティングのためにInternetwork Packet Exchange Control Protocol(IPXCP)やAppleTalk Control Protocol(ATCP)をサポートしている。
  • 交渉が完了した後、PPP接続がカーネルへ通されるように、要求されたネットワークインタフェースやルーティングが設定される。

以下の様な場合、pppdはPPPセッションを切断する。

  • 異常なFCSフィールドを持つフレームを大量に受信したとき
  • 接続が「休止」状態であるとみなされるとき(設定がある場合)
  • 他のプログラムや対向側がリンク切断を要求したとき

pppdのいくつかの新しいバージョンは、Dial-on-demand routing(英語版)(DDR)をサポートしている。

脚注・出典

  1. ^ 三浦一則「第3章 インターネットサーバーの構築」『MacBSDネットワークサーバ構築ガイド』株式会社広文社、1998年4月1日、147-155頁。ISBN 4-905999-74-X。 

外部リンク

  • 公式サイト
  • "pppd". Freecode.
  • Linux-ppp list
  • Linux PPP HOWTO
  • FAQ about ppp configuration
  • Use of pon, poff and plog
  • Understanding debug ppp negotiation Output
  • pppd(8) – Linux Administration and Privileged Commands Manual (en)