LMS 2形2-6-2T蒸気機関車

LMS 2形2-6-2T蒸気機関車
41231号機関車。ウェリントン機関車基地 1960年4月12日
41231号機関車。ウェリントン機関車基地 1960年4月12日
基本情報
運用者 ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道
イギリス国鉄
設計者 ジョージ・イヴァット(英語版)
製造所 LMS→イギリス国鉄 クルー工場
イギリス国鉄 ダービー工場
製造年 1946年 - 1952年
製造数 130両
運用終了 1967年
主要諸元
軸配置 2-6-2(1C1)
軌間 1,435 mm
長さ 11.82 m
機関車重量 64.3 t
先輪 914 mm
動輪径 1,524 mm
従輪径 914 mm
シリンダ数 2気筒
シリンダ
(直径×行程)
406 mm × 660 mm
ボイラー圧力 1.38 MPa
燃料 石炭
燃料搭載量 3.05 t
水タンク容量 6,100 l
引張力 77.4 kN
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41241号機関車の石炭庫の形状

LMS 2形2-6-2T蒸気機関車(LMS 2がた2-6-2Tじょうききかんしゃ)は、イギリスロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道(LMS)が導入した蒸気機関車の1形式である。ジョージ・イヴァット(英語版)が設計した車輪配置 2-6-2の客貨両用タンク機関車で、1946年からイギリス国鉄発足後の1952年までに130両が製造された。

概要

LMSにはさまざまな老朽化したタンク機関車があり、新しい小型の機関車を交換する必要があった。グレート・ウェスタン鉄道4500形(英語版)および4575形(英語版)といった車輪配置 2-6-2形(「プレーリー」)タンク機関車の成功はよく知られていた。ジョージ・イヴァットは、自動放出式の灰箱や揺動式火格子といった、作業者を保護する機構を取り入れた新しい機関車を設計した。テンダー機関車版に当たるLMS 2形2-6-0蒸気機関車も製造された。LMSは2Pとして分類したが、イギリス国鉄は2MTに分類した。

この機関車はLMS 2-6-2T蒸気機関車 (スタニア)を発展させたLMS 2-6-2T蒸気機関車 (ファウラー)をベースとしている。10台は1948年の国有化前にLMSによって建造され、番号は1200 - 1209だった。イギリス国鉄は番号に接頭辞「4」を追加したため、41200 - 41209となった。さらに120台がイギリス国鉄によって製造された(番号41210 - 41329)。7000両目の機関車となった41272を含むほとんどがクルー工場(en)で製造されたが、最後の10台はダービーで製造された。50台の機関車にプッシュプル装置が取り付けられた(No.41210 - 41229、41270 - 41289、および41320 - 41329)。

最後の30台のクルー製の機関車、41290 - 41319は、新しい地域から南部地域に割り当てられた。残りはLMS地域に配属された。

本形式は、イギリス国鉄2形2-6-2T蒸気機関車(番号84000 - 29)の基礎を形成した。

  • SRの例の1つである1967年2月に配属されたEastleighの41319号機関車
    SRの例の1つである1967年2月に配属されたEastleighの41319号機関車

脚注


参考文献

  • Rowledge, J.W.P. (1975). Engines of the LMS built 1923–51. Oxford: Oxford Publishing Company. ISBN 0-902888-59-5.

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、
LMS Ivatt Class 2 2-6-2T
に関連するカテゴリがあります。
  • Railuk database
  • Southern e-group photos
  • Some photos of 41312 on the East Somerset Railway
  • Photos of the old Stafford to Uttoxeter Railway Line - including some of the last train No.41224
  • Photos of the overhaul of 41313 at the East Somerset Railway
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