Dropbear
開発元 | Matt Johnston |
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初版 | 2003年4月6日 (21年前) (2003-04-06) |
最新版 | 2022.83 / 2022年11月14日 (20か月前) (2022-11-14) |
リポジトリ |
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プログラミング 言語 | C言語 |
対応OS | Unix系 |
種別 | リモートアクセス |
ライセンス | MITライセンス |
公式サイト | matt |
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Dropbearは、Matt Johnstonによって書かれたSecure Shell互換のサーバー・クライアントソフトウェアパッケージである。組込みシステムなどのメモリやCPUリソースが少ない環境向けに標準のOpenSSHの代替となるように設計された。OpenWrtやその他のルーターディストリビューションのコアコンポーネントの1つである。
Dropbearは2003年4月に初めてリリースされた。
技術
Dropbearは、Secure Shell(SSH)プロトコルのバージョン2を実装している[1]。
暗号化アルゴリズムは、Dropbearディストリビューション内に含まれるサードパーティの暗号化ライブラリを使用して実装されている。BSDスタイルの疑似ターミナルを処理するために、OpenSSHに由来するコードが使用されている[2]。
特徴
Dropbearは、クライアントとサーバーの両方で完全なSSHバージョン2プロトコルを実装している。容量とリソースを節約し、SSHバージョン1に固有のセキュリティの脆弱性を回避するため、SSHバージョン1の下位互換性はサポートされていない。SCPも実装されている[3]。SFTPサポートは、OpenSSHや同様のプログラムによって提供されるバイナリファイルに依存している。FISHはどのような場合でも機能し、Konquerorによってサポートされている。
Dropbearは、バージョン2013.61test以降で、鍵交換用の楕円曲線暗号をサポートしている[4]。
関連項目
- Lsh(英語版) – GNUプロジェクトのsshの実装
- SSHクライアントの比較(英語版)
- SSHサーバーの比較(英語版)
出典
- ^ “dropbear(8)”. Ubuntu. 2020年5月23日閲覧。
- ^ Matt Johnston. “Dropbear SSH”. 2020年5月23日閲覧。 “PTY handling code is taken from OpenSSH”
- ^ Matt Johnston (2004年6月1日). “Makefile.in contains updated files required”. 2020年5月23日閲覧。
- ^ “CHANGES” (2013年11月14日). 2020年5月23日閲覧。 “ECC (elliptic curve) support. Supports ECDSA hostkeys (requires new keys to be generated) and ECDH for setting up encryption keys[...]”
外部リンク
- 公式ウェブサイト