5-100プロジェクト

5-100プロジェクト(ご・ひゃくプロジェクト、ロシア語: Проект 5-100英語: Project 5-100)はロシア連邦の大学の質を上げるようにロシア連邦政府が2010年代に始めたプロジェクトである。

名称

ロシアの5つの大学を世界的な大学の評価、すなわちQS世界大学ランキングTHE世界大学ランキング世界大学学術ランキングで、100番以内に収めるようにするという掛け声で始まったので、この名称がある。

概要

5-100プロジェクトは、2012年5月のウラジーミル・プーチンの大統領令で始まり、同年10月にロシア教育・科学省が始めたロシアの大学の質を上げるために、いくつかの大学を審査・選択して、特別な予算措置を与えるというプロジェクトである[1]。これまで二次に渡る審査が行われた。

参加校

「en:Project 5-100#Participating Universities」を参照

5-100プロジェクトの参加校は、2013年5月の審査で54校が応募して36校が審査されて15校[2] 、2015年10月の審査で6校が審査を通り[3]、現在合計21校である。、

審査委員会は国際的で、オリガ・ゴロジェツ副首相の下に10人の委員が参加して、ロシア内からロシア貯蓄銀行総裁ゲルマン・グレフら4名、海外からボストンカレッジ国際高等教育センター創立者・所長フィリップ・アルトバックら6名であった。

批判

ロシアの大学の世界的地位はその後少し上がったともいわれるが、前途は容易でないことが窺える [4]

参照項目

脚注

  1. ^ 世界の主要な科学および教育機関で競争力を高めるための、ロシア連邦の主要な大学に対する国家の支援策について(2013年) (ロシア語)
  2. ^ 3つのシベリアの大学が世界ランキングで高めるのための補助金を受け取る (ロシア語)
  3. ^ 教育科学省:ロシア連邦の高等教育は競争力がある(2015年) (ロシア語)
  4. ^ Russian education improves in rankings, but gets more politicised (The New Federalist, 2019)

外部リンク

  • 公式ホームページ(ロシア語版)