魚津埋没林
魚津埋没林(うおづまいぼつりん)は、富山県魚津市で発見された埋没林。国の特別天然記念物に指定されている。
概要
魚津埋没林
1930年(昭和5年)、魚津港改修工事の際に海底で発見され、その後1952年(昭和27年)や1989年(平成元年)、2016年(平成28年)にも発見された[1]。いずれも海面下に残されていたことから、かつては発見場所が地表面だったことを示している。これは約3,000年前(2016年に新たな樹根が発見されるまでは2,000年前とされていた)[1]に片貝川の氾濫による土砂流出によって杉原生林を埋没させ、その後の海面上昇によって現在の海面より下になったためと考えられている。発見された樹木の多くはスギであり、大小約200ほどで、最も大きな物で直径4m、周囲12mある。
1936年(昭和11年)に国の天然記念物、1955年(昭和30年)8月22日に特別天然記念物へ指定された[2][3]。現在は魚津市の魚津埋没林博物館に保存展示されており、一般にも公開されている。
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、魚津埋没林に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
- 魚津埋没林 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 魚津埋没林博物館
- 表示
- 編集
座標: 北緯36度49分21秒 東経137度23分37秒 / 北緯36.82250度 東経137.39361度 / 36.82250; 137.39361