食品ヒット大賞

食品ヒット大賞(しょくひんヒットたいしょう)は、日本食糧新聞社が主催する食品品評会

概要

1982年に日本食糧新聞創刊40周年を記念して設立された[1]

前年度の食品界において最もヒットした製品を全国のモニター企業からの推薦により選考する[1]

対象

食品ヒット大賞・優秀ヒット賞

  1. 1〜12月の一年間に業界に活発な需要を生み出し、流通を潤し、市場を活性化した商品
  2. 発売年度は不問
  3. 家庭向けの加工食品

ロングセラー賞

  1. 戦後に開発され、時代ニーズを先取りし、10年以上にわたりベストセラーの商品

歴代受賞製品

優秀ヒット賞受賞製品は多すぎるため割愛

食品ヒット大賞

ロングセラー賞

  • 1983年度 - シーチキン(はごろも缶詰)、カップヌードル(日清食品)、ワンカップ大関(大関酒造)[6]
  • 1984年度 - 江戸むらさき(桃屋)・オロナミンCドリンク(大塚製薬)・ネスカフェゴールドブレンド(ネッスル日本)[6]
  • 1985年度 - ネオソフト(雪印乳業)・ミルクコーヒーオリジナルブレンド(UCC上島珈琲)・ほんだし(味の素)[6]
  • 1986年度 - エバラ焼肉のタレ(エバラ食品工業)・ミツカンぽん酢(中埜酢店)・クリープ(森永乳業)[6]
  • 1987年度 - まるはハムソーセージ(大洋漁業)・バーモントカレー(ハウス食品)・カール(明治製菓)[6]
  • 1988年度 - トマトジュース(カゴメ)・チキンラーメン(日清食品)・のりたま(丸美屋食品工業)・ゴールデンカレー(エスビー食品)[6]
  • 1989年度 - お茶漬け海苔(永谷園)・サッポロ一番しょうゆ味サンヨー食品)・アヲハタスイートコーン缶詰(キユーピー)[6]
  • 1990年度 - バヤリースオレンジ(アサヒ飲料)・クノールスープ(味の素)・かっぱえびせん(カルビー)[6]
  • 1991年度 - きゅうりのキューちゃん東海漬物)・ポンジュース(愛媛県青果販売農業協同組合連合会)・タヒチカレー缶詰(エム・シーシー食品)[6]
  • 1992年度 - ボンカレー大塚食品)・ネクター不二家)・ポッカコーヒー(ポッカコーポレーション)[6]
  • 1993年度 - ポッキー(グリコ)・リッツクラッカー(ヤマザキナビスコ)・ペヤングソースやきそば(まるか食品[6]
  • 1994年度 - 松茸の味お吸いもの(永谷園)・キッコーマンしょうゆ卓上瓶(キッコーマン)・雪印スライスチーズ(雪印乳業)[6]
  • 1995年度 - あさげ(永谷園)・チョコボール森永製菓)・おまめさん(フジッコ[2]
  • 1996年度 - 明星チャルメラ(明星食品)・明治ブルガリアヨーグルト(明治乳業)・料亭の味(マルコメ)[3]
  • 1997年度 - アヲハタ55オレンジマーマレード(キユーピー)・麻婆豆腐の素(丸美屋食品工業)・ポカリスエット(大塚製薬)[4]
  • 1998年度 - ゆであずき缶詰(井村屋)・味付けメンマ(桃屋)・とんがりコーン(ハウス食品)[5]
  • 2002年度 - カンロ飴(カンロ)・スーパードライ、他
  • 2003年度 - ポールウインナー(伊藤ハム)、他
  • 2004年度 - 6Pチーズ雪印メグミルク)、他
  • 2006年度 - すし太郎(永谷園)、他
  • 2007年度 - プリッツ(江崎グリコ)・揖保乃糸兵庫県手延素麺協同組合)・金印純正ごま油(かどや製油)・キットカットネスレ
  • 2008年度 - ガーナミルク(ロッテ)・マロニー(マロニー)・カロリーメイト(大塚製薬)
  • 2009年度 - あずきバー井村屋)・いいちこ(三和酒類)・お好み焼粉(日清フーズ)・シャウエッセン日本ハム
  • 2010年度 - プッチンプリングリコ乳業)・ベビーチーズ(六甲バター)・カルピスウォーター
  • 2011年度 - 雪印コーヒー(雪印メグミルク)・うどんスープ(ヒガシマル醤油)・ウイニー(日本ハム)
  • 2012年度 - ポテトチップスのり塩(湖池屋)・本生シリーズ(エスビー食品)・混ぜ込みわかめ(丸美屋
  • 2013年度 - マルちゃん焼きそば3人前(東洋水産)・カレーの王子さま(エスビー食品)・キユーピーハーフ(キユーピー
  • 2014年度 - 赤缶カレー粉(エスビー食品)・ベビースターラーメンおやつカンパニー)・ゆかり(三島食品)・雪見だいふくロッテアイス)・チーズ鱈なとり)・カラムーチョ(湖池屋)
  • 2015年度 - ラー油(エスビー食品)・たべっ子どうぶつギンビス)・BOSCOオリーブオイル(日清オイリオ
  • 2016年度 - 源氏パイ三立製菓)・白くま丸永製菓)・柿の種(亀田製菓)・ガリガリ君赤城乳業)・サトウのごはん(サトウ食品)・煮込みラーメン(永谷園)
  • 2017年度 - 流水麺シマダヤ)・中華名菜(日本ハム)・チョコレート効果(明治)
  • 2018年度 - サッポロ一番みそラーメン(サンヨー食品)・果汁グミ(明治)
    • ロングセラー平成貢献賞 - 海苔ピーパック(亀田製菓)・キユーピーノンオイル(キユーピー)・おとなのふりかけ(永谷園)・大きな大きな焼きおにぎり(ニッスイ)・ダブルソフト(山崎製パン)・ノンオイル青じそ(理研ビタミン
  • 2019年度 - 焼きビーフン(ケンミン食品)・肉まんあんまん(井村屋)・すき焼のたれ(エバラ)・ハイチュウ(森永製菓)・黒ラベルサッポロビール)・緑のたぬき(東洋水産)
  • 2020年度 - こめ油(築野食品工業)・アスパラガスビスケット(ギンビス)・チョコモナカジャンボ(森永製菓)・ルマンド(ブルボン)・ チップスター(ヤマザキビスケット)・黒霧島(霧島酒造)
  • 2021年度 - ホットケーキミックス(森永製菓)、ブルドック中濃ソース(ブルドックソース)・江戸むらさき ごはんですよ!(桃屋)・野菜生活100シリーズ(カゴメ)・咖喱屋カレー(ハウス食品)
  • 2022年度 - すしのこタマノイ酢)・ギョーザ(味の素冷凍食品)・農協牛乳(協同乳業)・たけのこの里(明治)・麻婆春雨(永谷園)・タカラcanチューハイ(宝酒造)

特別賞

ロングセラー特別賞
食品ヒット特別賞
  • 1991年度 - 永谷園(7年連続受賞と最多受賞を讃えて)

日本食糧新聞社が主催するその他の賞

  • 新技術・食品開発賞(旧バイオ食品開発賞)
  • 食品産業功労賞
  • 食品安全安心・環境貢献賞(旧日食・環境資源協力賞)
  • 日食優秀食品機械・資材・素材賞
  • 業務用加工食品ヒット賞
  • 地域食品産業貢献賞

脚注

  1. ^ a b 食品ヒット大賞の概要日本食糧新聞
  2. ^ a b 平成7年の食品ヒット大賞 日清Spa王、明治エッセルに - 缶詰時報1996年2月号(日本缶詰びん詰レトルト食品協会)
  3. ^ a b ヒット大賞にロッテ「ゼロ」 - 缶詰時報1997年2月号(日本缶詰びん詰レトルト食品協会)
  4. ^ a b 平成9年・食品ヒット賞2点 - 缶詰時報1998年2月号(日本缶詰びん詰レトルト食品協会)
  5. ^ a b 平成10年度の食品ヒット大賞 - 缶詰時報1999年2月号(日本缶詰びん詰レトルト食品協会)
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 梅野憲治郎「ロングセラー商品 一過性でなく本当のヒット」 - JAS情報1995年3月号(日本農林規格協会)

外部リンク

  • 食品ヒット大賞の概要日本食糧新聞