頽廃芸術展

曖昧さ回避 この項目では、人間椅子 (バンド) のアルバムについて説明しています。ナチス政権下で前衛芸術家の弾圧のために行われた巡回展については「退廃芸術」をご覧ください。
『頽廃芸術展』
人間椅子スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヘヴィメタル
ハードロック
ドゥームメタル
ストーナーロック
時間
レーベル トライクル
テイチクエンタテインメント(再発)
プロデュース 人間椅子
人間椅子 アルバム 年表
無限の住人
1996年
頽廃芸術展
(1998年)
二十世紀葬送曲
1999年
テンプレートを表示

頽廃芸術展』(たいはいげいじゅつてん)は人間椅子の7枚目のアルバム

トライクルの倒産により一時廃盤になったが、2003年テイチクエンタテインメントより再発。その際に盤面の変更、メンバーによるコメントの追加などがされた。

解説

タイトルの『頽廃芸術展』とは、第一次世界大戦後にドイツで擡頭し出したナチス政権が、芸術家達に対して行なった弾劾活動、プロパガンダの一環で行なわれた芸術展を指す。これをアルバム名に冠した理由は、世間の流行に自分たちの音楽が乖離していようとも、流行に媚びず、自分たちが作りたい音楽を作るという姿勢を当時の芸術家たちになぞらえたということである。人間椅子のそれまでのアルバムの多くと違い、タイトルトラックは収録されていない。

本作より後藤マスヒロ(4thアルバム『羅生門』にサポートとして参加)が土屋巌の後任ドラマーとして正式に加入した。

レコーディングは鈴木と和嶋の地元である青森県弘前市の廃業した映画館で行われた。ミックスも基本的にはメンバー3人で仕上げ、マスタリングを除く全工程が弘前にて行われた。

マイケル・アモット率いるスピリチュアル・ベガーズのアルバム『On Fire』(2002)収録の「Young Man Old Soul」のイントロのリフが「ED75」のリフと酷似しており、インターネット上で検証動画が出回っているが、特には問題にはなっていない。ちなみにマイケル・アモットは人間椅子がお気に入りだという。

収録曲

全編曲: 人間椅子。
#タイトル作詞作曲時間
1.「胎内巡り」和嶋慎治鈴木研一
2.「戦慄する木魂」和嶋慎治和嶋慎治
3.九相図のスキャット和嶋慎治和嶋慎治
4.「血塗られたひな祭り」鈴木研一鈴木研一
5.「菊人形の呪い」和嶋慎治和嶋慎治
6.天体嗜好症和嶋慎治鈴木研一
7.「村の外れでビッグバン」和嶋慎治和嶋慎治
8.ED75鈴木研一鈴木研一
9.「エキサイト」鈴木研一鈴木研一
10.阿片窟の男和嶋慎治和嶋慎治
11.「銀河鉄道777鈴木研一鈴木研一
12.ダンウィッチの怪和嶋慎治和嶋慎治、鈴木研一

演奏者

人間椅子
旧メンバー
  • 上館徳芳
  • 後藤マスヒロ
  • 土屋巌
  • シングル

    1.夜叉ヶ池 - 2.幸福のねじ - 3.もっと光を! - 4.刀と鞘 - 5.泥の雨 - 6.針の山

    アルバム
    オリジナル

    indies.人間椅子 - 1.人間失格 - 2.桜の森の満開の下 - 3.黄金の夜明け - 4.羅生門 - 5.踊る一寸法師 - 6.無限の住人 - 7.頽廃芸術展 - 8.二十世紀葬送曲 - 9.怪人二十面相 - 10.見知らぬ世界 - 11.修羅囃子 - 12.三悪道中膝栗毛 - 13.瘋痴狂 - 14.真夏の夜の夢 - 15.未来浪漫派 - 16.此岸礼讃 - 17.萬燈籠 - 18.無頼豊饒 - 19.怪談 そして死とエロス - 20.異次元からの咆哮 - 21.新青年 - 22.苦楽 - 23.色即是空

    ベスト
    ライブ
    関連項目
    • 表示
    • 編集
    典拠管理データベース ウィキデータを編集
    • MusicBrainzリリース・グループ