神秘神学
神秘神学(英語: Mystical theology)とは、キリスト教神秘主義のキリスト教神学である。
特徴
神秘神学では受動的に、つまり神の個人における特別な働きの結果を考察する。ここでは観想が重んじられ、そこにおける神秘的一致を説く。 [1]
歴史
神秘神学の根拠は新約聖書のなかのキリストの生き方のうちにすでに見られ、パウロの手紙のなかで展開されている。 神秘神学という言葉は4世紀のマルケルス・アンキュラヌスによって使われ始めた。 5世紀から6世紀の偽ディオニュシウス文書では理性や信仰の次元を超越する神についての体験的知識を指した。 [2]
作品
代表的な著作として以下が挙げられる。
- トマス・ア・ケンピス「キリストに倣いて」[3]
- アビラのテレサ「霊魂の城」[4]
- 十字架のヨハネ「暗夜」[5]