『百人一首殺人事件』(ひゃくにんいっしゅさつじんじけん)は、山村美紗の長編推理小説。キャサリンシリーズ第2作である。
大晦日の夜、キャサリン・ターナーと浜口一郎の2人はおけら詣りにやってきた人々でごった返す八坂神社にいた。大変な混雑のなかを2人は境内に向かって人波に押されながら歩いていたが、突然前方で悲鳴があがった。
2人が駆けつけると,そこには20歳くらいの晴れ着姿の女性が倒れており、彼女の左胸には朱色の破魔矢が突き刺さっていた。