櫻田智也

櫻田 智也
(さくらだ ともや)
誕生 1977年????
北海道 函館市
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
主な受賞歴 ミステリーズ!新人賞(2013年)
日本推理作家協会賞(2021年)
本格ミステリ大賞(2021年)
デビュー作 「サーチライトと誘蛾灯」
活動期間 2013年 -
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(さくらだ ともや、1977年 -)は、日本推理作家北海道出身・在住。2013年、東京創元社主催の第10回ミステリーズ!新人賞を受賞し、デビュー。

略歴

北海道長万部町で生まれ、小学5年から中学までは函館市[1]、高校時代は北斗市で過ごした[2]江別市在住。埼玉大学理学部卒業[3]。同大学院修士課程修了[4]

デイリーポータルZの元ライター。2008年1月[5]より2011年3月(東日本大震災直前)[6]まで掲載。当時は、当時居住していた岩手県の環境や土地柄を生かし、身体を張った奇抜なアイデア・行動を織り交ぜた記事をよく執筆していた。本人によれば、もう一本記事を最後に掲載する予定であったが、震災後に気力が戻らず、そのまま終了となった、とTwitterで語っている[7]

2013年、「友はエスパー」が第4回創元SF短編賞の最終候補となる。同年、「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞(選考委員:新保博久法月綸太郎米澤穂信)を受賞[8]。2018年「火事と標本」、2020年「コマチグモ」にて第71回・第73回日本推理作家協会賞(短編部門)候補となる[9][10]。2021年、『蟬かえる』で第74回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、第21回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞[11][12]

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作品リスト

単行本

  • サーチライトと誘蛾灯(2017年11月 ミステリ・フロンティア ISBN 978-4-488-01799-6 / 2020年4月 創元推理文庫 ISBN 978-4-488-42421-3)
    • 収録作品
      • サーチライトと誘蛾灯(『ミステリーズ!』vol.61、2013年10月号、東京創元社) - 第10回ミステリーズ!新人賞受賞。
      • ホバリング・バタフライ(『ミステリーズ!』vol.78、2016年8月号、東京創元社)
      • ナナフシの夜(『ミステリーズ!』vol.80、2016年12月号、東京創元社)
      • 火事と標本(書き下ろし)
      • アドベントの繭(書き下ろし)
  • 蟬かえる(2020年7月 ミステリ・フロンティア ISBN 978-4-488-02009-5 / 2023年2月 創元推理文庫 ISBN 978-4-488-42422-0)
    • 収録作品
      • 蟬かえる(『ミステリーズ!』vol.92、2018年12月号、東京創元社)
      • コマチグモ(『ミステリーズ!』vol.94、2019年4月号、東京創元社)
      • 彼方の甲虫(書き下ろし)
      • ホタル計画(書き下ろし)
      • サブサハラの蠅(書き下ろし)
  • 六色の蛹(2024年5月 東京創元社 ISBN 978-4-488-02903-6)
    • 収録作品
      • 白が揺れた(『紙魚の手帖』vol.01 OCTOBER 2021、東京創元社)
      • 赤の追憶(『紙魚の手帖』vol.04 APRIL 2022、東京創元社)
      • 黒いレプリカ(『紙魚の手帖』vol.07 OCTOBER 2022、東京創元社)
      • 青い音(書き下ろし)
      • 黄色い山(書き下ろし)
      • 緑の再会(書き下ろし)

単行本未収録短編

  • 緑の女(『ミステリーズ!』vol.67 OCTOBER 2014、東京創元社)
  • 追憶の轍(『ミステリーズ!』vol.69 FEBRUARY 2015、東京創元社)
  • ミツバチと押し花(2023年2月 『蟬かえる』〈創元推理文庫〉三省堂書店購入特典[13]

アンソロジー

  • ベスト本格ミステリ2015(2015年6月 講談社ノベルス ISBN 978-4-06-299047-9)「緑の女」
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集(2016年12月 創元推理文庫 ISBN 978-4-488-40060-6)「サーチライトと誘蛾灯」
  • ザ・ベストミステリーズ2018(2018年5月 講談社 ISBN 978-4-06-221071-3)「火事と標本」

参考資料

  • 東京創元社主催 ミステリーズ!新人賞 案内

脚注

  1. ^ “夏休みの工作を再現した::デイリーポータルZ”. dailyportalz.jp. 2020年10月7日閲覧。
  2. ^ “<訪問>「蟬かえる」を書いた 櫻田智也(さくらだ・ともや)さん:北海道新聞 どうしん電子版”. 北海道新聞 どうしん電子版. 2020年10月7日閲覧。
  3. ^ 林雄司 (2020年11月15日). “小野法師丸さん櫻田智也さんはげます会限定記事に登場、その一部を公開”. デイリーポータルZ. 2023年3月24日閲覧。
  4. ^ “櫻田 智也の書籍一覧 - honto”. honto.jp. 2023年3月24日閲覧。
  5. ^ 初登場『田舎でフリーハグ』[1]
  6. ^ 最終回となる『最近「ドライブイン」には行っていますか?』[2]
  7. ^ デイリーポータルZ掲載終了までの経緯が本人から語られた-Twitter[3]
  8. ^ 第23回鮎川哲也賞・第10回ミステリーズ!新人賞贈呈式レポート [4]
  9. ^ “第71回日本推理作家協会賞に『冬雷』と『サーチライトと誘蛾灯』収録作品が候補作として選ばれました|お知らせ”. 東京創元社 (2018年3月20日). 2020年7月19日閲覧。
  10. ^ “第73回日本推理作家協会賞短編部門に櫻田智也「コマチグモ」が候補作として選ばれました|お知らせ”. 東京創元社 (2020年3月10日). 2020年7月19日閲覧。
  11. ^ “お知らせ”. 日本推理作家協会. 2021年4月22日閲覧。
  12. ^ “櫻田智也『蝉かえる』(東京創元社)が第21回本格ミステリ大賞〈小説部門〉を受賞しました|お知らせ”. 東京創元社 (2021年5月14日). 2021年5月16日閲覧。
  13. ^ “第74回日本推理作家協会賞&第21回本格ミステリ大賞受賞作、待望の文庫化! 三省堂書店全店で応援キャンペーンも開催、櫻田智也『蟬かえる』”. Web東京創元社マガジン. 東京創元社 (2023年2月10日). 2024年6月6日閲覧。

外部リンク

  • 櫻田智也 (@annoyance2) - X(旧Twitter)
ミステリーズ!新人賞
受賞作
  • 第1回 受賞作なし
  • 第2回 高井忍「漂流巌流島」
  • 第3回 秋梨惟喬「殺三狼」 / 滝田務雄田舎の刑事の趣味とお仕事
  • 第4回 沢村浩輔「夜の床屋」
  • 第5回 梓崎優砂漠を走る船の道」 / 市井豊「聴き屋の芸術学部祭」(佳作)
  • 第6回 受賞作なし
  • 第7回 美輪和音「強欲な羊」 / 明神しじま「商人の空誓文」(佳作) / 深緑野分「オーブランの少女」(佳作)
  • 第8回 受賞作なし
  • 第9回 近田鳶迩「かんがえるひとになりかけ」 / 中村みしん「○の一途な追いかけかた」(佳作) / 天野暁月「清然和尚と仏の領解」(佳作)
  • 第10回 櫻田智也「サーチライトと誘蛾灯」
  • 第11回 浅ノ宮遼「消えた脳病変」
  • 第12回 伊吹亜門「監獄舎の殺人」 / 榊林銘「十五秒」(佳作)
  • 第13回 受賞作なし
  • 第14回 受賞作なし / 丹野一郎「未知との遭遇」(優秀賞)
  • 第15回 齊藤飛鳥「屍実盛」
  • 第16回 床品美帆「ツマビラカ~保健室の不思議な先生~」
  • 第17回 大島清昭「影踏亭の怪談」 / オオシマカズヒロ「噛む老人」
  • 第18回 柳川一「三人書房」 / 村嶋祝人「百円玉」(優秀賞)
  • 第19回 真門浩平「ルナティック・レトリーバー」
選考委員
関連項目
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