森本 弘策（もりもと こうさく）は幕末～明治期の武士（幕臣）・官僚。 蝦夷共和国で千代田形の艦長を務めた。箱館戦争中の明治2年4月29日夜、千代田形は榎本艦隊の一隻として函館湾の守りを固めたが、弁天台場付近で座礁。乗員の反対を押し切り、艦の放棄を決断し総員退艦した後、満潮になって、船は離礁、新政府軍に捕獲され、榎本武揚は森本を兵卒に降格する処分を下している[1]。明治期は、開拓使付属船の雷電丸、函館丸の船長[2]、海員審判官[3]などを務めた。
脚注
- ^ 金澤裕之『幕府海軍』（2023年、中公新書）159ページ
- ^ 函館市史通説編2第2巻 第4編箱館から近代都市函館へ 第7章近代海運の発達と北方の拠点港 第1節明治初期の海運事情 2開拓使の海運政策
- ^ 通俗／色情衛生顧問 - 国文学研究資料館近代書誌・近代画像データベース 2018年6月5日閲覧。
