侮日
侮日(ぶにち)とは日本あるいは日本人を侮った感情[1]。中国、台湾では、日本あるいは日本人を侮辱、蔑視する言葉として、小日本、日本鬼子などが使われる。
韓国では、日本あるいは日本人を、チョッパリ、ウェノム、倭奴、倭人、倭と呼んだり、また、天皇を日王と呼んだりする。
日本では台湾、韓国の反日の原因は「日帝による植民地支配」だとされることがある。しかし、朝鮮では14世紀から「日本人は侮辱に価する民族」と考えられてきたのである。その起源は中国の周辺諸民族を「文明の遅れた野蛮で侵略的な夷族」と蔑視する「中華思想」である。韓国の「侮日観」は、朝鮮こそが唯一の中華の正しい継承者だとする小中華思想を持った李氏朝鮮時代500年の間に根付いたものなのである[2]。
2005年6月、仁川広域市の橘峴駅の構内で地元の小中学生のポスター展があった。それらは、韓国をウサギにして日本をウサギの糞にした地図、子供たちが日の丸を踏み躙っている絵、日の丸が描かれたトイレットペーパーを燃やしている絵、日本列島を火あぶりの刑にしている絵、「嘘つき民族日本人」を犬小屋で飼っている絵、韓国から日本に核ミサイルを撃ち込んでいる絵、などだった。絵には「日本の奴らは皆殺す」「日本列島を火の海に」「日本というゴミが捨てられるのは何時なのか」などという言葉も附けられていた。呉善花は、韓国では小学生の時からこうした教育を受けさせ、伝統的な侮日観をしっかり身に付けさせている、と述べている[3]。
脚注
関連項目
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概念・理論 | |
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事件 | 李承晩ライン - 五・四運動 - 通州事件 - リマ排日暴動事件 - マラリ事件 - 1971年尖閣諸島反日デモ - 連続企業爆破事件 - 西安留学生寸劇事件 - 2005年の中国における反日活動 - 中国大使公用車襲撃事件 - 2012年の中国における反日活動 - 李明博竹島上陸 - 朝鮮半島から流出した文化財の返還問題 - 韓国による天皇謝罪要求 - 告げ口外交 - 2022年中国の反夏祭事件(中国語版) - 韓国海軍レーダー照射問題 |
作品 | 韓国の反日作品 - 抗日神劇 - 共産主義者同盟赤軍派より日帝打倒を志すすべての人々へ - 飛花輕寒(中国語版) |
個別問題 | 排日移民法 - ディスカウントジャパン運動 - 慰安婦像 - 慰安婦の碑 - 韓国での日本大衆文化の流入制限 - 日本海呼称問題 - 日帝風水謀略説 - 独島級揚陸艦 - 親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法 - 日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法 - 全北現代モータースの「大地震お祝い」横断幕事件 - 戦犯旗 - 戦犯企業 - 日本製品不買運動 - 徴用工訴訟問題 - 徴用工像 - 日韓貿易紛争 - 日米貿易摩擦 - 反捕鯨 - カリフォルニア州外国人土地法 - 日貨排斥 - 日系人の強制収容 - 保釣運動 - 対日有害活動 - 親日反民族行為者 - 靖国神社問題 |