侍中群要
侍中群要(じちゅうぐんよう)は、平安時代以後、朝廷にあって機密の事務をつかさどった高級官僚の蔵人(侍中)に関する種々な事例を集めて記した有職故実書である[1]。全10巻。著者・成立ともに不明だが、最新の記事は延久3年(1071年)であることから[2]、それ以降の成立である。橘広相を著者とする説もあるが[3]、成立時期からすると誤りである[4]。
現存する最古の完本は、鎌倉幕府第15代執権北条貞顕が嘉元4年(1306年)に書き写させた金沢文庫本で、名古屋市が所有(蓬左文庫保管)し、国の重要文化財である。この「金沢文庫本(蓬左文庫蔵、重要文化財)を翻刻し解説と索引を付した目崎徳衛 校訂・解説『侍中群要』吉川弘文館1985年、オンデマンド版、2023年、ISBN 9784642721332 がある。
記載例
脚注
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