人生を楽しめ
『人生を楽しめ』 | |
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ドイツ語: Freuet Euch des Lebens | |
楽譜表紙(C.A.シュピーナ社出版) | |
ジャンル | ウィンナ・ワルツ |
作曲者 | ヨハン・シュトラウス2世 |
作品番号 | op.340 |
初演 | 1870年1月15日 |
ポータル クラシック音楽
『人生を楽しめ』(じんせいをたのしめ、ドイツ語: Freuet Euch des Lebens)作品340は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したウィンナ・ワルツ。
楽曲解説
1870年1月5日、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世臨席のもとでウィーン楽友協会の落成式が執り行われた。1月15日に開場記念舞踏会が黄金ホールで開催され、そこでシュトラウス3兄弟はそれぞれ新作を披露した。ヨーゼフ・シュトラウスはポルカ・フランセーズ『芸術家の挨拶』を披露し、エドゥアルト・シュトラウス1世はポルカ・マズルカ『氷の花』を披露し、そして長兄のワルツ王ヨハン・シュトラウス2世はこのワルツ『人生を楽しめ』を披露したのであった。
ヨハン2世の音楽家生活50周年の祝賀作品として1894年に制作されたバレエ『ウィーン巡り』にも、このワルツの一部分が登場する[1]。ヨーゼフ・バイヤーが作曲したこのバレエには計27曲のシュトラウス音楽が登場しており、そのうちのひとつという扱いである[1]。同じくヨハン2世の音楽家生活50周年の祝賀作品として弟エドゥアルトが作曲した、ヨハン2世の代表作メドレー『ヨハン・シュトラウスのワルツによる花冠』(作品292)にも使用されている。
構成
序奏、5つの小ワルツ、コーダからなる。
第1ワルツ
第2ワルツ
第5ワルツ
なお、第5ワルツの一部は、のちにグスタフ・マーラーが交響曲第9番の第1楽章に借用している。
ニューイヤーコンサート
ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートへの登場は以下の通りである。
- 1947年 - ヨーゼフ・クリップス指揮
- 1962年 - ヴィリー・ボスコフスキー指揮
- 1974年 - ヴィリー・ボスコフスキー指揮
- 1988年 - クラウディオ・アバド指揮
- 1997年 - リッカルド・ムーティ指揮
- 2008年 - ジョルジュ・プレートル指揮
- 2012年 - マリス・ヤンソンス指揮、バレエ付き
関連作品
- ポルカ・フランセーズ『芸術家の挨拶』 - 弟ヨーゼフの作品。(作品274)
- ポルカ・マズルカ『氷の花』 - 弟エドゥアルトの作品。(作品55)
出典
- ^ a b 若宮 2011, p. 164.
参考文献
- 若宮由美「ヨーゼフ・バイヤー作曲のバレエ「ウィーン巡り」(1894) : ヨハン・シュトラウスの位置づけ」『埼玉学園大学紀要. 人間学部篇』第11号、埼玉学園大学、2011年12月、157-169頁、ISSN 1347-0515、NAID 110009493149。
- ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2012 曲目解説から〈人生を楽しめ〉および〈芸術家の挨拶〉。
外部リンク
音楽・音声外部リンク | |
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全曲を試聴する | |
Freut euch des Lebens - オランダ学生管弦楽団(オランダ語版)による演奏。公式YouTube。 |
- ワルツ『人生を楽しめ』の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- Johann Strauss (Sohn) Freut euch des Lebens! / Walzer op. 340 (1870) - ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団(WJSO)による解説。