ルカ・ジンガレッティ
ルカ・ジンガレッティ Luca Zingaretti | |||||
---|---|---|---|---|---|
2010年撮影 | |||||
生年月日 | (1961-11-11) 1961年11月11日(62歳) | ||||
出生地 | イタリア・ローマ | ||||
職業 | 俳優・声優 | ||||
ジャンル | テレビ・映画・舞台 | ||||
活動期間 | 1987年 - | ||||
配偶者 | マルゲリータ・ダミーコ(イタリア語版)(1997年 - ? )※離婚 ルイーザ・ラニエリ(イタリア語版)(2012年 - ) | ||||
著名な家族 | ニコラ・ジンガレッティ(イタリア語版)(弟) | ||||
| |||||
テンプレートを表示 |
ルカ・ジンガレッティ(Luca Zingaretti、1961年11月11日 - )は、イタリアの俳優・声優。本国イタリアでは、作家アンドレア・カミッレーリの推理小説「モンタルバーノ警部シリーズ」を原作とし、1999年から放送されている人気テレビシリーズ『モンタルバーノ 〜シチリアの人情刑事〜(イタリア語版)』の主演俳優として知られる[1]。
略歴
大学で心理学を学んでいたが、その道を諦め、1982年にシルヴィオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミー(イタリア語版)に入学して演技を学ぶ[2][1]。卒業後は舞台俳優としてキャリアを積み、1987年に映画『Gli occhiali d'oro』でスクリーンデビューする。
2003年のアニメーション映画『ファインディング・ニモ』のイタリア語吹替版で主人公マーリンの声を担当し、第59回ナストロ・ダルジェント賞(イタリア語版)の吹替賞を受賞[3]。
2010年の映画『我らの生活』と『Il figlio più piccolo』の演技により、第65回ナストロ・ダルジェント賞(イタリア語版)で助演男優賞を受賞(『あしたのパスタはアルデンテ』のエンニオ・ファンタスティキーニと同時受賞)。
私生活
政治家ニコラ・ジンガレッティ(イタリア語版)は弟[1]。
最初の妻は、脚本家スーゾ・チェッキ・ダミーコの孫で、作家でジャーナリストのマルゲリータ・ダミーコ(イタリア語版)である。マルゲリータとは2004年に別居し[1]、その後離婚している。
2番目の妻で女優のルイーザ・ラニエリ(イタリア語版)とは2005年のテレビ・ミニシリーズ『対独パルチザン戦線1943 -ナチス包囲の島-(イタリア語版)』での共演がきっかけで出会い、2012年に正式に結婚した。2人の間には2011年に娘エマが生まれている[4]。
主な出演作品
公開年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1987 | フェラーラ物語「金縁の眼鏡」より Gli occhiali d'oro | モロン | |
1994 | アパッショナート Senza pelle | ||
生贄 Il branco | オットリーノ | 日本劇場未公開 | |
1995 | キャッスル・フリーク Castle Freak | フォルテ | オリジナルビデオ |
1997 | 新・対決/恐怖の追憶 La piovra 8 - Lo scandalo | ピエトロ・ファヴィニャーナ | テレビ・ミニシリーズ |
1998 | 笑う男 Tu ridi | ジーノ・ミリョーリ | 日本劇場未公開 第54回ナストロ・ダルジェント賞(イタリア語版)助演男優賞ノミネート |
1999 | L'anniversario | ミケーレ | 第55回ナストロ・ダルジェント賞(イタリア語版)主演男優賞ノミネート |
1999-継続中 | モンタルバーノ 〜シチリアの人情刑事〜 Il commissario Montalbano | サルヴォ・モンタルバーノ(イタリア語版) | テレビシリーズ |
2002 | 戦火の奇跡 〜ユダヤを救った男〜 Perlasca - Un eroe italiano | ジョルジオ・ペルラスカ | テレビ・ミニシリーズ |
2003 | ファインディング・ニモ Finding Nemo (2003) | マーリン イタリア語吹替版で声の出演 | 第59回ナストロ・ダルジェント賞(イタリア語版)吹替賞受賞 |
2005 | Alla luce del sole | ジュゼッペ(ピーノ)・プリージ神父(イタリア語版) | 第50回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演男優賞ノミネート 第61回ナストロ・ダルジェント賞(イタリア語版)主演男優賞ノミネート(『哀しみの日々』での演技と合わせて) |
対独パルチザン戦線1943 -ナチス包囲の島- Cefalonia | サヴェリオ・ブラスコ | テレビ・ミニシリーズ | |
哀しみの日々 I giorni dell'abbandono | マリオ | イタリア映画祭2006で上映[5] 第61回ナストロ・ダルジェント賞主演男優賞ノミネート(『Alla luce del sole』での演技と合わせて) | |
2006 | 愛と欲望 ミラノの霧の中で A casa nostra | ウーゴ | イタリア映画祭2007で『私たちの家で』のタイトルで上映[6] 2007年の東京国際女性映画祭で上映[7] |
2007 | マイ・ブラザー Mio fratello è figlio unico | マリオ・ナストリ | EUフィルムデーズ2009で上映 |
2008 | 狂った血の女 Sanguepazzo | オズワルド・ヴァレンティ(イタリア語版) | 日本劇場未公開 WOWOWでの放送時のタイトルは『女優ルイザ 快楽の女』 |
2010 | Il figlio più piccolo | ボリーノ | 第65回ナストロ・ダルジェント賞(イタリア語版)助演男優賞受賞(『あしたのパスタはアルデンテ』のエンニオ・ファンタスティキーニとの同時受賞) |
我らの生活 La nostra vita | アリ | ||
イタリア映画祭2011で『ぼくたちの生活』のタイトルで上映[8] | |||
われわれは信じていた Noi credevamo | フランチェスコ・クリスピ | イタリア映画祭2011で上映[8] | |
2011 | バッグにはクリプトナイト La kryptonite nella borsa | アントニオ・サンソーネ | イタリア映画祭2012で上映[9] |
2012 | フォンターナ広場 イタリアの陰謀 Romanzo di una strage | 裁判所の医師 | イタリア映画祭2013で上映[10] |
アステリックスの冒険〜秘薬を守る戦い Astérix et Obélix : Au service de Sa Majesté | 将軍 | 日本劇場未公開、WOWOWで放送 | |
司令官とコウノトリ Il comandante e la cicogna | マラッファーノ弁護士 | イタリア映画祭2013で上映[10] | |
2014 | プチ・ニコラ 最強の夏休み Les Vacances du petit Nicolas | マッシモ・マッシーニ (イタリアの大物映画プロデューサー) | 日本劇場未公開、WOWOWで放送 |
2020 | ローズ島共和国 〜小さな島の大波乱〜 L'incredibile storia dell'Isola delle Rose | ジョヴァンニ・レオーネ伊首相 | Netflixで2020年12月9日から配信[11][12]。 |
出典
- ^ a b c d “Biografia di Luca Zingaretti” (イタリア語). Biografieonline.it. 2013年5月31日閲覧。
- ^ “Luca Zingaretti” (イタリア語). MYmovies. 2013年6月8日閲覧。
- ^ “Luca Zingaretti - Awards” (英語). IMDb. 2013年5月30日閲覧。
- ^ “Luca Zingaretti - Biography” (英語). IMDb. 2013年5月30日閲覧。
- ^ “作品紹介”. イタリア映画祭2006 公式ホームページ. 朝日新聞. 2013年6月8日閲覧。
- ^ “作品紹介”. イタリア映画祭2007 公式ホームページ. 朝日新聞. 2013年6月8日閲覧。
- ^ “愛と欲望 ミラノの霧の中で”. 朝日イベント・プラス. 朝日新聞. 2013年6月8日閲覧。
- ^ a b “作品紹介”. イタリア映画祭2011 公式ホームページ. 朝日新聞. 2013年6月8日閲覧。
- ^ “作品紹介”. イタリア映画祭2012 公式ホームページ. 朝日新聞. 2013年6月8日閲覧。
- ^ a b “作品紹介”. イタリア映画祭2013 公式ホームページ. 朝日新聞. 2013年6月8日閲覧。
- ^ ローズ島共和国 小さな島の大波乱 - 映画.com
- ^ ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~ - Netflix
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、ルカ・ジンガレッティに関するカテゴリがあります。
- ルカ・ジンガレッティ - allcinema
- ルカ・ジンガレッティ - KINENOTE
- Luca Zingaretti - オールムービー(英語)
- Luca Zingaretti - IMDb(英語)
- Luca Zingaretti - TCM Movie Database(英語)