マドラス大学
マドラス大学(University of Madras)は、インドのタミル・ナードゥ州チェンナイにある大学である。チェンナイの市内に、チェーパウク、マリーナ、ギンディ、タラマニの4つのキャンパスがある。
沿革
1857年9月5日にインド立法議会の法律により設置された。ムンバイ大学およびコルカタ大学と並んで、インドの最も古い三大学のうちのひとつである。
2004年に、工科の研究室がすべてアンナー大学に移行した。
組織
ロンドン大学を範として組織されており、50を超える学科で多様な専攻の研究教育を行なっている。また、多くのカレッジがマドラス大学に所属しており、附設研究所も43存在している。
議事堂
マドラス大学の有する歴史的建造物である議事堂(Senate House)は、チェンナイの代表的建築物のひとつである。1869年に建てられたこの議事堂は、マドラス大学の中で最初に建てられた建物であり、インド・サラセン様式とビザンティン様式とを見事に調和させた、名建築家ロバート・フェローズ・チゾムの傑作である。老朽化に伴い修復を現在計画中であるが、150万ドルの資金繰りが難航しており、工事開始の目途は立っていない。
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、マドラス大学に関連するカテゴリがあります。
- マドラス大学公式ホームページ(英語)
- 新聞「The Hindu」紙上の議事堂修復広告
座標: 北緯13度5分2秒 東経80度16分12秒 / 北緯13.08389度 東経80.27000度 / 13.08389; 80.27000