ホラティオ・フレデリック・フィリップス

ホラティオ・フレデリック・フィリップスHoratio Frederick Phillips )は、英国における初期の航空工学の先駆者。多葉機を設計し、実際に製作・飛行した。また、翼型設計の研究にも貢献したとされる。

フィリップスの多葉機

1904年の多葉機
1907年の多葉機

フィリップスは風洞を開発し、翼型を研究し、ベネチアン・ブラインド構造の多葉機の開発を行った。

1893年に、50枚の翼と「ダブル・サーフェース・エアフォイル」と称する構造で、翼のアスペクト比が152に達した翼構造で、大きい揚力を発生することを示した(最終的に400ポンド=180kgほどの揚力が発生した)。1904年に1893年の実験をもとに、安定性を得るために尾翼をつけた21翼の機体で有人飛行が試みられたが、たかだか13mほどの距離のジャンプしかできなかった。1907年に22hpのエンジンを2.5mのプロペラを装備した機体は1907年4月6日に100mあまり(500ft)の飛行に成功するが、通常の飛行機の設計に比べて、性能は劣っていることが明らかになったので、フィリップスは飛行機の開発を断念した。

関連項目

  • マルチプレーン

参考文献

  • The aeroplane: an historical survey of its origins and development, Charles Harvard Gibbs-Smith
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