ブレット・フィリップス (野球)

ブレット・フィリップス
Brett Phillips

ニューヨーク・ヤンキース（マイナー）
AAA級オマハ・ストームチェイサーズ時代 (2019年4月9日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	フロリダ州ピネラス郡セミノール（英語版）
生年月日	(1994-05-30) 1994年5月30日（30歳）
身長 体重	6' 0" ＝約182.9 cm 185 lb ＝約83.9 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	投手
プロ入り	2012年 MLBドラフト6巡目（全体189位）
初出場	2017年6月5日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
セミノール高等学校（英語版） ミルウォーキー・ブルワーズ (2017 - 2018) カンザスシティ・ロイヤルズ (2018 - 2020) タンパベイ・レイズ (2020 - 2022) ボルチモア・オリオールズ (2022) ロサンゼルス・エンゼルス (2023)
国際大会
代表チーム	アメリカ合衆国
プレミア12	2015年
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獲得メダル
アメリカ合衆国
男子野球
WBSCプレミア12
銀	2015

ブレット・マーベリック・フィリップス（Brett Maverick Phillips, 1994年5月30日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州ピネラス郡セミノール（英語版）出身のプロ野球選手（投手）。右投左打。MLBのニューヨーク・ヤンキース傘下所属。

元プロ野球選手（内野手）で野球指導者のトレイ・ヒルマンは義父にあたる^[1]。

2012年のMLBドラフト6巡目（全体189位）でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・アストロズでプロデビュー。54試合に出場して打率.251、13打点、7盗塁を記録した。

2013年はアパラチアンリーグのルーキー級グリーンビル・アストロズ（英語版）とA級クアッドシティーズ・リバーバンディッツ（英語版）でプレーし、2球団合計で41試合に出場して打率.242、12打点、5盗塁を記録した。

2014年はA級クアッドシティーズとA+級ランカスター・ジェットホークスでプレーし、2球団合計で130試合に出場して打率.310、17本塁打、68打点、23盗塁を記録した。

2015年はA+級ランカスターとAA級コーパスクリスティ・フックスでプレーした。

2015年7月30日にカルロス・ゴメス、マイク・ファイヤーズとのトレードで、ドミンゴ・サンタナ、ジョシュ・ヘイダー、エイドリアン・ハウザーと共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した^[2]。移籍後は傘下のAA級ビロクシ・シャッカーズでプレーし、移籍前を含めた3球団合計で120試合に出場して打率.309、16本塁打、77打点、17盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス（英語版）に所属した。さらに11月に開催の第1回WBSCプレミア12アメリカ合衆国代表に選出された。

2016年はAA級ビロクシでプレーし、124試合に出場して打率.229、16本塁打、62打点、12盗塁を記録した。オフには2年連続でアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ（英語版）に所属した。11月18日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[3]。

2017年は開幕からAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスでプレーし、6月5日にメジャー初昇格を果たした^[4]。同日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦にて「8番・中堅手」で先発出場してメジャーデビューし、この試合で初安打も放った^[5]。この年メジャーでは37試合に出場して打率.276、4本塁打、12打点、5盗塁を記録した。また、中堅の守備中での送球で104.0mph（約167.3km/h）を計測したが、これはスタットキャスト導入後では2017年の最速かつ史上2位の速さだった^[6][7]。

2018年7月27日にマイク・ムスタカスとのトレードで、ホルヘ・ロペスと共にカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した^[8]。

2020年8月27日にルーシャス・フォックスとのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍した^[9]。シーズン打率.196、ポストシーズンでも守備固めでの出場が大半だったが、ロサンゼルス・ドジャースとのワールドシリーズ第4戦では逆転サヨナラ打を放ち、脚光を浴びた^[10]。

2022年5月10日のロサンゼルス・エンゼルス戦では試合終盤で登板し、本来とは反対の左打席に入ったアンソニー・レンドンに本塁打を浴びてしまい、8月1日にホセ・シリの加入に伴いDFAとなった^[11]。

2022年8月2日に金銭トレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した^[12]。20日にDFAとなり、22日にマイナー契約となった^[13][14]。

2023年1月9日にオースティン・ウォーレンと入れ替わる形で、ロサンゼルス・エンゼルスと単年契約を結んだ。年俸は120万ドル。同時にレンドンと再会することとなった。5月6日のテキサス・レンジャーズ戦では外野手として出場していたが、9回2死から登板。この時点でチームは0-8と大量失点しており、投手がいなくなったための措置であった。最初の打者に右前打を浴び、続く打者には押し出し四球を与えたものの、3人目の打者をセンターフライに抑えた。球速は74mph（約119km/h）前後で、球種は全てスライダーだった^[15]。5月20日にDFAとなり^[16]、5月24日にマイナー契約を結び直してAAA級ソルトレイク・ビーズに送られた^[16]。9月6日に再昇格する^[16]。これにより、2018年7月27日のトレード相手でもあるムスタカスと共にプレーすることになった。オフの10月16日に40人名簿から外され、AAA級ソルトレイクに送られたが、同日中にDFAとなった^[16]。

2024年1月8日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナーリーグ契約を結び^[16]、同日中にAAA級シャーロット・ナイツへ配属された^[16]。5月4日にFAとなった^[16]。

2024年7月30日にニューヨーク・ヤンキースと投手としてマイナー契約を結んだ^[16]。8月1日にA-級タンパ・ターポンズへ配属された^[16]。

選球眼に優れた一番打者タイプであり、パワーは無いが外野の間を抜く長打は多い^[17]。中堅守備はケビン・キアマイアー級と評するスカウトもいた^[18]。通算打率は2022年シーズン終了次点で2割に満たず、打撃の確実性を上げることが課題である。

• 2022年度シーズン終了時

• 2022年度シーズン終了時

投手守備

外野守備

• 2021年度シーズン終了時

• 33（2017年 - 2018年途中）
• 14（2018年途中 - 2020年）
• 35（2021年 - 2022年途中）
• 66（2022年 - 同年終了）
• 8（2023年）

• 2015 WBSCプレミア12 アメリカ合衆国代表

• メジャーリーグベースボールの選手一覧 P

ウィキメディア・コモンズには、ブレット・フィリップスに関連するカテゴリがあります。

• 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
• Brett Phillips stats MiLB.com （英語）
• Maverick Phillips (@Brett_Phillips8) - X（旧Twitter）
• Brett Phillips (@brett_phillips8) - Instagram

表 話 編 歴 野球アメリカ合衆国代表 - 2015 WBSCプレミア12 2 準優勝
監督	12 ウィリー・ランドルフ
投手	22 ジェイク・バレット 37 ジョン・チャーチ 5 ケイシー・コールマン 45 ジョーイ・デナト 36 デイナ・イブランド 50 コディ・フォーサイス 34 ジャレット・グルーベ 32 アーロン・ラフィー 55 コーディ・サターホワイト 40 ザック・セゴビア 17 セス・シモンズ 18 ジーク・スプライル 15 アンソニー・バスケス 14 J.B.ウェンデルケン 35 ブルックス・パウンダーズ
捕手	21 パーカー・モーリン 26 ダン・ロールフィング
内野手	44 ダン・ブラック 2 アダム・フレイジャー 27 カイル・マーティン 8 タイラー・パストルニッキー
外野手	9 ブレット・アイブナー 3 ジェイコブ・メイ 19 マット・マクブライド 6 ブレット・フィリップス
ユーティリティー	7 ジョー・スクラファニ 4 エリオット・ソト