ブリゾー (ギリシア神話)

現在のデーロス島

ブリゾー古希: Βριζώ, Brizō)は、ギリシア神話女神である。長音を省略してブリゾとも表記される。航海の保護者で、により予言を授けた[1]

デーロスのセーモス(Semos of Delos)の著書『デーロス島史』を引用するアテーナイオスによると[2]、女神の名前は「うたた寝する」を意味する brizein に由来する。またデーロス島の女性たちはブリゾーを崇拝し[1][2]、魚を除くすべてのものを犠牲として捧げ、諸事全般について祈ったが、その中でも特に航海の安全について祈ったという[2]

脚注

  1. ^ a b 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.220a。
  2. ^ a b c “アテーナイオス『食卓の賢人たち』8巻”. LacusCurtius. 2022年6月29日閲覧。

参考文献

神々
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ティーターン
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