ビアボール

曖昧さ回避 ビアホール」とは異なります。
ビアボール
基本情報
種類 ビール
度数 16度
発泡 あり
主原料 麦芽、ホップ
副原料 糖類
製造元 サントリー
販売元 サントリー
詳細情報
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ビアボールは、サントリー2022年7月に業務用で試験発売を行ったのち、同10月から業務用中瓶、11月から家庭用小瓶をそれぞれ発売した、炭酸水で割るビールである[1]

概要

近年の生活の多様化で、ユーザーは自分のペースに合わせた心地よい「お酒時間」を楽しむ人が増えていく半面、ビール類(発泡酒第三のビールと呼ばれる麦芽以外で作られるビール風味飲料も含む)の市場は販売量が17年連続して減少傾向にあることから、ビールの価値観の変化が進んでいるとされ、今回「新しいビール文化」の構築を目指すため、日本で初めて炭酸水を使って自分の好みで作って味わえるビールのハイボールとして新発売することで、ビール市場の活性化につなげる狙いがある[1]

このビアボールは、2022年秋に日本経済新聞社発行の雑誌『日経トレンディ』から発表された「2023年のヒット予測」で第3位にランキングされるほど注目された[2][3]

商品

中身はこれまで培った醸造技術を生かし、「ビアボール」ならではの醸造条件を作ることを目指し、通常であれば麦芽酵母がビールの基となる麦汁の糖類を分解してアルコールと炭酸を発生させるが、サントリーは酵母への栄養供給や、温度管理を徹底し、麦汁の濃度を高めることによって[4]、炭酸でも割りやすいアルコール度数16%と、サントリーのビール製品過去最高のアルコール度数を可能とし、氷を入れ、炭酸水で割ることでしっかりと感じられるビールの味わいと香りを長時間楽しめることや、麦芽本来のうまみとコク、フルーティーでさわやかな醸造香を自分の好みに応じて楽しむことができる[1]

作り方として、グラスに氷をいっぱいに入れ、その次に炭酸水、ビアボールの順に注ぎ入れ、最後にマドラーやスプーンなどで1回軽く混ぜ合わせる。基本的な割合は炭酸水 3:ビアボール 1が望ましいが、ビアボールの濃さを自由に調節できるほか、単に氷とビアボールで作る「ビアロック」などの楽しみ方もできる[1]。この推奨される3:1の割合で作った場合だと、480mL相当分のグラスに換算すれば、約10杯分、380mL相当であれば約8杯分が作れるという[4]

酒税法上のビールに該当するが、焼酎を発泡性麦芽飲料で割る「ホッピー」に近似した商品ととらえることができる[5]

展開

  • 業務用中瓶 500mL、家庭用小瓶 334mL
    • アルコール度数いずれも16%[1]

テレビコマーシャル

出典

  1. ^ a b c d e 日本初(※1)の炭酸水でつくる自由なビール「ビアボール」誕生
  2. ^ ビールの炭酸割りビアボール 来年のヒット予測“3位”に(フジテレビ・FNNプライムオンライン)
  3. ^ 2023年ヒット予測 日経トレンディが選ぶ1位は「コンビニジム」(日経トレンディ)
  4. ^ a b サントリー、炭酸水で割って飲むビール 10月に発売(日本経済新聞)
  5. ^ 沖俊彦 (2022年11月16日). “サントリー「一線を超えたビール」が意味すること”. 東洋経済オンライン. p. 2. 2022年11月16日閲覧。
  6. ^ 炭酸水でつくる自由なビール「ビアボール」初のTV-CM。メッセンジャーに黒島結菜さん、柄本時生さん、渡邊圭祐さんを起用。「ビアボールってなに?」篇「ビアボールつくってみる?」篇

外部リンク

  • サントリービアボール
サントリーホールディングス

代表銘柄

清涼飲料
ソフトドリンク
ミネラルウォーター
その他
酒類
ビール・発泡酒等
ウイスキー
その他(ワイン・ジン・
ウォッカ・焼酎・リキュール・カクテル等)

関連企業

親会社
酒類関連
食品関連
サプリメント・
化粧品関連
  • サントリーウェルネス
外食・加食・
花・サービス

文化・スポーツ活動

文化施設・活動
スポーツ
社会活動
歴代キャンペーンガール
サントリービールキャンペーンガール
1980年代
1990年代
2000年代
※2004年をもって終了。
無印はサントリー生ビールキャンペーンガール 1サントリーモルツ生ビールキャンペーンガール
2サントリースーパーホップスキャンペーンガール 3サントリーマグナムドライキャンペーンガール
その他

関連人物

関連項目

カテゴリ Category:サントリー
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