ヒライアカル・ライジング (heliacal rising) [1]は、ある天体が太陽を伴って東の地平線から昇る現象のことである。伴日出(はんにちしゅつ)、日出昇天(にっしゅつしょうてん)ともいう[2]。
ただし、現実に太陽とともに出てしまっては、太陽の光が強いためその天体を視認することはできない。そのため、実際には太陽が昇る直前に天体が昇ることをいう。古代エジプトにおけるソティス(シリウス)のヒライアカル・ライジングがよく知られている。
脚注
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- ^ heliacal は英語なので、ローマ字読みに基づいた表記「ヘリアカル・ライジング」とするのは誤り。
- ^ 鈴木敬信 『天文学辞典』 地人書館、1986年、513頁。