ナイキスト線図
ナイキスト線図(ないきすとせんず、英語: Nyquist diagram)は、制御理論における周波数応答の実部を横軸に、虚部を縦軸にとる極座標系において、角周波数ωを0から∞まで変化させた軌跡を描いた線図。 ベクトル軌跡(英: vector locus)とも。 ナイキスト線図という名称は、ベル研究所の技術者であったハリー・ナイキストによって考案されたことに由来する。
ナイキスト線図は、フィードバックを有する制御系の安定性を評価する目安となる。判定の基準は、極座標平面上のIm=0,Re<0の軸と螺旋状のベクトル軌跡が交差する点に注目したときに、交点が-1<Re<0の範囲にある場合に増幅器となり、Re=-1の点を通るならば発振状態にあり、(図中赤線のように)交点がRe<-1の範囲にあるならば拡散状態になる。
関連項目
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