ダム・マネー ウォール街を狙え!

ダム・マネー ウォール街を狙え!
Dumb Money
監督 クレイグ・ギレスピー
脚本 ローレン・シューカー・ブラム
レベッカ・アンジェロ
原作 ベン・メズリック
製作 アーロン・ライダー
テディ・シュワルツマン
クレイグ・ギレスピー
製作総指揮 マイケル・ハイムラー
ジョン・フリードバーグ
ジョニー・ホランド
ベン・メズリック
ローレン・シューカー・ブラム
アンドリュー・スウェット
レベッカ・アンジェロ
ケヴィン・ウルリッヒ
キャメロン・ウィンクルボス
タイラー・ウィンクルボス
出演者 ポール・ダノ
音楽 ウィル・ベイツ
撮影 ニコラス・カラカトサニス
編集 カーク・バクスター
製作会社 コロンビア映画
ステージ6フィルムズ
ブラック・ベア・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ソニー・ピクチャーズ リリーシング
日本の旗 キノフィルムズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2023年9月15日
日本の旗 2024年2月2日[1]
上映時間 105分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $30,000,000[2]
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $13,925,356[3]
世界の旗 $20,036,382[3]
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ダム・マネー ウォール街を狙え!』(ダム・マネー ウォールがいをねらえ、原題:Dumb Money)は、2023年制作のアメリカ合衆国の映画

2021年に個人投資家たちがコンピュータゲーム小売店GameStopの株価をつり上げた「ゲームストップ株騒動」を、ベン・メズリック(英語版)のノンフィクション書籍 "The Antisocial Network" (enを原作にクレイグ・ギレスピー監督で映画化した[4]

あらすじ

マサチューセッツ州ブロックトンで金融アナリストとして働く中流階級の男性キース・ギルは、フォーラムサイトRedditの株式市場を扱うサブレディット (r/WallStreetBetsの常連である。彼はまた、ローリング・キティ (Roaring Kitty) というハンドルネームを使い、YouTubeのライブ配信を通じて自身の意見も発信していた。家族を養うのに奮闘する彼の配信活動は、弟のケビンからはオタクっぽいゴミだと馬鹿にされている。

2020年7月、 COVID-19パンデミックの真っ只中、キースはビデオゲーム小売業者GameStopの株価が下落していることに気づく。彼は貯蓄を注ぎ込んで同社の株を購入し、視聴者に向けて定期的に最新情報を配信する。ケビンやキースの知り合いは時間の無駄だと主張していたが、2021年1月までにはRedditでの活動から、メルビン・キャピタル・マネジメントとその創設者ゲイブ・プロトキンを含むいくつかのヘッジファンドが、GameStopのチェーンが閉鎖されると想定して同社の株を空売りしていたことが明らかになる。これにより、生活苦の看護師ジェニファー、GameStop小売店従業員マルコス、テキサス大学オースティン校のレズビアンカップルのリリとハーモニーを含むオンライン投資家たちが積極的に株を買い始め、株価は上昇する。プロトキンやその他の投資会社のCEOは数億ドルもの損失を出し、キースは金融の第一人者として称賛されるようになった。

しかし前述のサブレディットが「扇動的で下品なコンテンツ」という理由で一時的に閉鎖され、GameStop株のパニック売りが急増したことで事態は一変する。オンライン投資家の多くが利用していた手数料無料の株式取引アプリであるロビンフッドは、取引の増加を受けて売却代金を十分に支払うことができなくなってしまう。ロビンフッドの共同CEOブラッド・テネフは、ヘッジファンドであるシタデルの所有者ケン・グリフィンの要請を受け、生じた未払いのNSCC要件を賄うのに十分な資本をロビンフッドが確保するまで、GameStop株の取引を停止させる。ロビンフッドは必要な30億から40億ドルを調達することができたものの、その行為は世間からの反発を受け、米国下院の証券取引委員会による調査が行われる。テネフ、グリフィン、プロトキン、キースの4人が召喚状を受け、前者3人はこの混乱における役割について、キースは状況を利用して大衆を騙し、利益を得た疑いについて問われる。投資家たちが自分たちの行動を弁護しようと奮闘する中、キースは不正行為を断固として否定し、投資について少しでも知識のある者なら、あの状況では誰もがやるであろうことをやっただけであると主張した。

その後、プロトキンはこの件で出た純損失のためメルビン・キャピタルを閉鎖せざるを得なくなる。ロビンフッドは数件の訴訟の対象となりながらも2021年に新規上場を果たす。しかし株価は急落し、2年後には最高値の90%以下へと落ち込んだ。ハーモニーは売却益を使って家族の借金を返済し、リリとの関係を継続している。マルコスはGameStop株の半分を売却した後も小売り店で働きつづけることを選択した。売りどきを逃したジェニファーは損失を抱えたまま、株を保持している。キースは世間の注目を避けるためYouTubeの配信から引退、株の一部を売却してケビンにポルシェをプレゼントする。

キャスト

脚注

  1. ^ “庶民VS富豪?ポール・ダノ主演で投資家に大損害与えた騒動描く「ダム・マネー」予告”. 映画ナタリー. (2023年11月21日). https://natalie.mu/eiga/news/549919 2023年11月22日閲覧。 
  2. ^ Barnes, Brooks (2023年9月8日). “'Dumb Money' Lampoons Wall Street Titans With a Knowing Eye”. The New York Times. 2023年9月28日閲覧。
  3. ^ a b “Dumb Money”. Box Office Mojo. November 16, 2023閲覧。
  4. ^ “『クルエラ』監督の新作!『ダム・マネー ウォール街を狙え!』2月日本公開”. シネマトゥデイ. (2023年11月5日). https://www.cinematoday.jp/news/N0139786 2023年11月22日閲覧。 

外部リンク

  • 英語版オフィシャルサイト
  • 日本版オフィシャルサイト
  • ダム・マネー ウォール街を狙え! キノフィルムズ
  • ダム・マネー ウォール街を狙え! - allcinema
  • ダム・マネー ウォール街を狙え! - KINENOTE
  • Dumb Money - オールムービー(英語)
  • Dumb Money - IMDb(英語)
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