シンジュサン

シンジュサン
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
: ヤママユガ科 Saturniidae
: シンジュサン属 Samia
: シンジュサン S. cynthia pryeri
学名
Samia cynthia pryeri (Butler, 1878)
和名
シンジュサン

シンジュサン(樗蚕、神樹蚕 学名:Samia cynthia pryeri)はチョウ目ヤママユガ科の一種である。

分布

朝鮮半島中国、日本に分布する。

特徴

  • 開張すると140-160mmほどの大きなガである。の色は褐色で、全ての翅に1つずつ三日月形の紋がある。出現期は5-9月頃。
  • 幼虫は毛状突起を持つ淡黄色~淡青緑色の大型イモムシ[1]で、ニワウルシ柑橘類ニガキヌルデクヌギモクセイクスノキエノキリンゴなど数多くの樹木を食べる。
  • 日本では古くから「ミツキムシ」と呼ばれていた[2]。名称のシンジュとは「神樹」と書き、ニワウルシの別名。シンジュは明治期に初めて輸入されたため、「シンジュサン」は比較的新しい呼称と言える[2]

脚注

  1. ^ 『イモムシハンドブック』文一総合出版、2010年4月、70頁。 
  2. ^ a b 渡辺一夫 『公園・神社の樹木:樹木の個性と日本の歴史』 築地書館 2011 ISBN 9784806714323 pp.121-124.

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、シンジュサンに関連するメディアがあります。



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