クラップフェンの森で

『クラップフェンの森で』
ドイツ語: Im Krapfenwald'l
ピアノ譜の表紙(C.A.シュピーナ社出版)
ジャンル ポルカ
作曲者 ヨハン・シュトラウス2世
作品番号 op.336
初演 1869年
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クラップフェンの森で』(クラップフェンのもりで、ドイツ語: Im Krapfenwald'l作品336は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したフランスポルカ。作曲者の著名なポルカ・フランセーズ[1]

楽曲解説

1856年、シュトラウス2世はロシア帝国の鉄道会社と契約を結び、毎年夏のシーズンにはパヴロフスクの駅舎で演奏会を指揮するようになった。シュトラウス2世は一年のうちの半分をパヴロフスクで過ごすようになったため、ロシアで作曲された楽曲も多数存在する。1869年に発表されたこの『クラップフェンの森で』もそういった曲のひとつであり、オリジナルの曲名は『パヴロフスクの森でロシア語: Im Pawlowsk Walde)』であった[1]。現在の曲名は、ウィーン向けに差し替えられたものである。

森に棲む鳥の表現として、演奏に鳥笛が用いられる。

ちなみに、作曲者の父ヨハン・シュトラウス1世も、非常によく似た邦題のワルツ『クラップフェンの森』(作品12)を1828年に作曲している[2]。 こちらの原題は「Krapfen-Waldel」である[2]

ニューイヤーコンサート

ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートへの登場は以下の通りである。

出典

  1. ^ a b 加藤(2003) p.122
  2. ^ a b 井上(2009) p.285

参考文献

外部リンク

音楽・音声外部リンク
全曲を試聴する
Johann Strauss - Im Krapfenwald'l - ズービン・メータ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。EuroArts公式YouTube「EuroArtsChannel」。
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