イヴァン・リギーニ
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生誕 | (1991-04-16) 1991年4月16日(33歳) ソビエト連邦 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国、モスクワ | |||||||||
身長 | 177 cm | |||||||||
選手情報 | ||||||||||
コーチ | スヴェトラーナ・ソコロフスカヤ ダニイル・グレイヘンガウス | |||||||||
所属クラブ | Forum Assago | |||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||
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イヴァン・リギーニ(イタリア語: Ivan Righini、1991年4月16日 - )は、ロシア(当時ソビエト連邦)・モスクワ出身、イタリアのフィギュアスケート選手(男子シングルスケーティング)。ロシア名はイヴァン・ヴァジモヴィチ・バリエフ(ロシア語: Иван Вадимович Бариев[1])。
イタリアフィギュアスケート選手権優勝4回。
経歴
2007-2008シーズン、ISUジュニアグランプリのハルギタ杯で2位、クロアチア杯で2位となりJGPファイナルに初進出する。JGPファイナルでは7位となる。ロシアJr.選手権で優勝し、世界ジュニア選手権に出場し7位となる。
2008-2009シーズン、JGPチェコスケートで2位、JGPクロアチア杯で2位となり2年連続でJGPファイナルに進出を果たす。ファイナルでは4位となる。
2009-2010シーズン、怪我のためにシーズン全ての試合を欠場[2]。
2011-2012シーズン、ゴールデンスピンで3位となり、シニアの国際大会で初めてのメダルを獲得。ロシア選手権では自己最高の6位。
2012-2013シーズン、国際大会に2試合に出場した後は国内大会を含め試合には出場をしなかった。2013年5月16日、イタリアへの移籍がロシアフィギュアスケート連盟に正式に承認された。なおニース杯に出場し、他国へ移籍して12ヶ月間は試合に出場できないという国際スケート連盟のルールに抵触するため、ソチオリンピックの最終予選であるネーベルホルン杯には出場できない[3]。
2013-2014シーズン、登録名をバリエフから母親の姓であるリギーニに変更。メラーノ杯でイタリア代表としてデビューし5位。初出場したイタリア選手権では初優勝。しかし、イタリアのオリンピック代表は国際大会2つとイタリア選手権のフリースケーティングの総合スコアで選考されるため、ポール・ボニファシオ・パーキンソンが代表に決まった[4]。世界選手権では13位に入った。シーズンオフにはコーチをミヒャエル・フースに変更し、練習拠点をドイツのオーベルストドルフに移した[5]。
2014-2015シーズン、グランプリシリーズに出場。初出場の欧州選手権では8位に入るも、世界選手権では25位で、FS進出を逃した。
2015-2016シーズン、疲労骨折の影響でネーベルホルン杯の出場を取り止めた。ニース杯はSPの6分練習中にブレードが割れた。SPは演技を行い8位に入るがFSは棄権した。欧州選手権では6位入賞。
2017年5月16日にコーチと練習拠点の変更を発表した。イタリアからロシア・モスクワに移り、スヴェトラーナ・ソコロフスカヤに師事する。
主な戦績
- 2012-2013シーズンまではロシア所属
- 2013-2014シーズンからはイタリア所属
大会/年 | 2007-08 | 2008-09 | 2010-11 | 2011-12 | 2012-13 | 2013-14 | 2014-15 | 2015-16 | 2016-17 | 2017-18 |
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世界選手権 | 13 | 25 | 12 | |||||||
欧州選手権 | 8 | 6 | 13 | |||||||
イタリア選手権 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||||
ロシア選手権 | 7 | 9 | 6 | |||||||
GPフランス杯 | 11 | |||||||||
GP NHK杯 | 11 | 辞退 | ||||||||
GPロステレコム杯 | 11 | 8 | ||||||||
GP中国杯 | 10 | |||||||||
CSアイススター | 4 | |||||||||
CS ロンバルディア杯 | 11 | |||||||||
CSフィンランディア杯 | 10 | |||||||||
CSワルシャワ杯 | 6 | |||||||||
CSゴールデンスピン | 3 | 3 | 7 | 5 | ||||||
CSネーベルホルン杯 | 8 | 8 | ||||||||
冬季ユニバーシアード | 棄権 | 5 | ||||||||
ババリアンオープン | 1 | 1 | ||||||||
ニース杯 | 5 | 棄権 | ||||||||
チャレンジカップ | 6 | 4 | 1 | |||||||
メラーノ杯 | 5 | |||||||||
アイスチャレンジ | 4 | |||||||||
NRW杯 | 8 | |||||||||
世界Jr.選手権 | 7 | |||||||||
ロシアJr.選手権 | 1 | 1 | ||||||||
JGPファイナル | 7 | 4 | ||||||||
JGPスケートサファリ | 2 | |||||||||
JGPチェコスケート | 2 | |||||||||
JGPクロアチア杯 | 2 | |||||||||
JGPハルギタ杯 | 2 |
詳細
2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年12月6日 - 9日 | ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピン(ザグレブ) | 2 79.68 | 8 145.85 | 5 225.53 |
2017年10月26日 - 29日 | ISUチャレンジャーシリーズアイススター(ミンスク) | 10 67.39 | 2 152.22 | 4 219.61 |
2017年9月14日 - 17日 | ISUチャレンジャーシリーズロンバルディアトロフィー(ベルガモ) | 13 61.64 | 11 126.76 | 11 188.40 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年1月31日 - 2月5日 | ユニバーシアード冬季競技大会(アルマトイ) | 5 82.28 | 5 153.19 | 5 235.47 |
2017年1月25日 - 29日 | 2017年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(オストラヴァ) | 14 69.96 | 11 140.19 | 13 210.15 |
2016年12月14日 - 17日 | イタリアフィギュアスケート選手権(エーニャ) | 1 79.08 | 1 145.53 | 1 224.61 |
2016年11月25日 - 27日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(札幌) | - | 辞退 | |
2016年11月11日 - 13日 | ISUグランプリシリーズ フランス杯(パリ) | 10 68.42 | 11 117.39 | 11 185.81 |
2016年10月6日 - 9日 | ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯(エスポー) | 9 61.73 | 9 130.08 | 10 191.81 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2016年3月26日 - 4月3日 | 2016年世界フィギュアスケート選手権(ボストン) | 9 81.17 | 13 147.35 | 12 228.52 |
2016年2月17日 - 21日 | 2016年ババリアンオープン(オーベルストドルフ) | 1 84.47 | 3 132.85 | 1 217.32 |
2016年1月25日 - 31日 | 2016年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ブラチスラヴァ) | 6 82.23 | 5 154.13 | 6 236.36 |
2015年12月16日 - 19日 | イタリアフィギュアスケート選手権(トリノ) | 1 81.68 | 1 149.25 | 1 230.93 |
2015年11月26日 - 29日 | ISUチャレンジャーシリーズ ワルシャワ杯(ワルシャワ) | 4 67.76 | 5 134.76 | 6 202.52 |
2015年11月20日 - 22日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 9 68.90 | 8 135.26 | 8 204.16 |
2015年11月6日 - 8日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 10 68.98 | 11 132.00 | 10 200.98 |
2015年10月14日 - 18日 | 2015年ニース杯(ニース) | 8 60.32 | - | 棄権 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2015年3月23日 - 29日 | 2015年世界フィギュアスケート選手権(上海) | 25 63.05 | - | 25 |
2015年2月19日 - 22日 | 2015年チャレンジカップ(ハーグ) | 1 73.47 | 1 153.48 | 1 226.95 |
2015年1月26日 - 2月1日 | 2015年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ストックホルム) | 11 67.45 | 5 143.30 | 8 210.75 |
2014年12月20日 - 21日 | イタリアフィギュアスケート選手権(トリノ) | 1 75.32 | 1 131.48 | 1 206.80 |
2014年12月4日 - 7日 | ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピン(ザグレブ) | 5 71.79 | 7 129.01 | 7 200.80 |
2014年11月28日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(門真) | 6 70.27 | 10 125.95 | 10 196.22 |
2014年11月14日 - 16日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 11 69.74 | 10 125.33 | 11 195.07 |
2014年9月24日 - 27日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 8 62.18 | 7 115.71 | 8 177.89 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年3月24日 - 30日 | 2014年世界フィギュアスケート選手権(さいたま) | 14 69.43 | 12 143.66 | 13 213.09 |
2014年3月6日 - 9日 | 2014年チャレンジカップ(ハーグ) | 3 74.03 | 3 140.35 | 4 214.38 |
2014年1月29日 - 2月2日 | 2014年ババリアンオープン(オーベルストドルフ) | 1 62.67 | 1 139.54 | 1 202.21 |
2013年12月18日 - 21日 | イタリアフィギュアスケート選手権(メラーノ) | 1 74.68 | 2 124.81 | 1 199.49 |
2013年12月5日 - 8日 | 2013年ゴールデンスピン(ザグレブ) | 3 66.52 | 4 121.81 | 3 188.33 |
2013年11月14日 - 17日 | 2013年メラーノ杯(メラーノ) | 4 61.84 | 5 115.81 | 5 177.65 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2012年10月24日 - 28日 | 2012年ニース杯(ニース) | 8 58.27 | 4 142.44 | 5 200.71 |
2012年9月27日 - 29日 | 2012年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 11 60.05 | 6 136.49 | 8 196.54 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2012年3月8日 - 11日 | 2012年チャレンジカップ(ハーグ) | 5 75.97 | 5 137.42 | 4 213.39 |
2011年12月24日 - 28日 | ロシアフィギュアスケート選手権(サランスク) | 10 69.56 | 4 150.31 | 6 219.87 |
2011年12月8日 - 10日 | 2011年ゴールデンスピン(ザグレブ) | 3 71.86 | 3 138.57 | 3 210.43 |
2011年11月1日 - 6日 | 2011年アイスチャレンジ(グラーツ) | 3 60.92 | 5 120.17 | 4 181.09 |
2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2011年1月30日 - 2月5日 | ユニバーシアード冬季競技大会(エルズルム) | 6 62.11 | - | 棄権 |
2010年12月26日 - 29日 | ロシアフィギュアスケート選手権(サランスク) | 12 62.67 | 7 130.94 | 9 193.61 |
2010年11月30日 - 12月5日 | 2010年NRW杯(ドルトムント) | 9 55.59 | 8 112.77 | 8 168.36 |
2008-2009 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2009年1月28日 - 31日 | ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(サランスク) | 3 70.58 | 1 140.80 | 1 211.38 |
2008年12月11日 - 14日 | 2008/2009 ISUジュニアグランプリファイナル(高陽) | 5 63.75 | 5 116.90 | 4 180.65 |
2008年10月8日 - 12日 | ISUジュニアグランプリ スケートサファリ(ケープタウン) | 4 60.08 | 1 129.04 | 2 189.12 |
2008年9月17日 - 21日 | ISUジュニアグランプリ チェコスケート(オストラヴァ) | 2 61.09 | 1 126.38 | 2 187.47 |
2007-2008 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2008年2月25日 - 3月2日 | 2008年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ソフィア) | 10 58.39 | 7 116.67 | 7 175.06 |
2008年1月30日 - 2月2日 | ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(ロストフ・ナ・ドヌ) | 4 60.64 | 1 132.26 | 1 192.90 |
2008年1月3日 - 7日 | ロシアフィギュアスケート選手権(サンクトペテルブルク) | 10 57.55 | 4 119.32 | 7 176.87 |
2007年12月6日 - 9日 | 2007/2008 ISUジュニアグランプリファイナル(グダニスク) | 8 55.98 | 7 100.75 | 7 156.73 |
2007年9月27日 - 30日 | ISUジュニアグランプリ クロアチア杯(ザグレブ) | 3 52.27 | 1 119.73 | 2 172.00 |
2007年9月6日 - 9日 | ISUジュニアグランプリ ハルギタ杯(ミエルクレア=チュク) | 2 56.30 | 3 110.62 | 2 166.92 |
プログラム使用曲
シーズン | SP | FS | EX |
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2017-2018 | リバーダンス 作曲:ビル・ウィーラン ロード・オブ・ザ・ダンス 作曲:ローナン・ハーディマン 振付:ダニイル・グレイヘンガウス、イヴァン・リギーニ | ||
2016-2017 | ユー・レイズ・ミー・アップ ボーカル:ジョシュ・グローバン 振付:イヴァン・リギーニ | 好きにならずにいられない スチームローラー・ブルース おしゃべりはやめて ボーカル:エルヴィス・プレスリー 振付:パオラ・メッツァドリ、バーバラ・リボルディ、イヴァン・リギーニ | |
2015-2016[6] | 誰も寝てはならぬ 歌劇『トゥーランドット』より 作曲:ジャコモ・プッチーニ ボーカル:ポール・ポッツ 振付:イヴァン・リギーニ、ロスティスラフ・シニツィン ユー・レイズ・ミー・アップ ボーカル:ジョシュ・グローバン 振付:イヴァン・リギーニ | クレイジー・ダイアモンド マネー 曲:ピンク・フロイド 振付:ジェフリー・バトル | スリラー ビリー・ジーン 曲:マイケル・ジャクソン 振付:イヴァン・リギーニ |
2014-2015[7] | スリラー ビリー・ジーン 曲:マイケル・ジャクソン 振付:イヴァン・リギーニ | マイ・ウェイ 作曲:クロード・フランソワ ボーカル:フランク・シナトラ L-O-V-E 作曲:ベルト・ケンプフェルト ボーカル:ナット・キング・コール 君の瞳に恋してる 作曲:ボブ・クルー、ボブ・ゴーディオ ボーカル:フランク・シナトラ 振付:アレクサンドル・ズーリン | マンボNo.5 ボーカル:ルー・ベガ |
2013-2014 | ボレロ 作曲:モーリス・ラヴェル 振付:イヴァン・リギーニ、ダニイル・グレイケンガウス | 映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』より 作曲:エンニオ・モリコーネ 振付:アレクサンドル・ズーリン | |
2012-2013 | パガニーニの主題による変奏曲 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー | ミュージカル『オペラ座の怪人』より 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー | |
2011-2012 | トッカータとフーガニ短調 作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ | ||
2010-2011 | マイケル・ジャクソンメドレー | ポエタ 作曲:ビセンテ・アミーゴ | |
2008-2009 | カノン モダンアレンジ 作曲:ヨハン・パッヘルベル | ||
2007-2008 | ヴァイオリン協奏曲 作曲:ニコロ・パガニーニ |
脚注
- ^ ロシア語ラテン翻字: Ivan Vadimovich Bariev
- ^ Un nuovo acquisto dalla Russia per l'Italia?
- ^ Федерация фигурного катания России разрешила Бариеву выступать за Италию
- ^ Ultimo Ranking parziale maschile (21/12/2013)
- ^ «Обыграть российских фигуристов – идея-фикс». Зачем Иван Бариев взял фамилию Ригини и выступает за Италию
- ^ 公式サイト
- ^ Righini finds skating rebirth after switching to Italy
参考文献
- 国際スケート連盟によるイヴァン・リギーニのバイオグラフィー(英語)
- FSKATE.RUによるイヴァン・リギーニのプロフィール
- イヴァン・バリエフ公式ホームページ
- イヴァン・リギーニ (@IvanRighini) - X(旧Twitter)
- イヴァン・リギーニ (@barielloivan) - Instagram
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1945-1954: カルロ・ファッシ • 1961-1966: ジョルダーノ・アボンダッティ • 1968: ジョルダーノ・アボンダッティ • 1970-1972: Stefano Bargauan • 1973-1974: Rolando Bragaglia • 1976: Rolando Bragaglia • 1981-1983: Bruno del Maestro • 1984-1991: アレッサンドロ・リッチテッリ • 1992: ジルベルト・ヴィアダーナ • 1993-1996: ファブリツィオ・ガラットーニ • 1997-1998: ジルベルト・ヴィアダーナ • 1999-2002: アンジェロ・ドルフィーニ • 2003-2007: カレル・ゼレンカ • 2008-2012: サミュエル・コンテスティ • 2013: ポール・ボニファシオ・パーキンソン • 2014-2016: イヴァン・リギーニ |