イルメナイト
チタン鉄鉱(イルメナイト) | |
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ilmenite(ロシア産) | |
分類 | 酸化鉱物 |
化学式 | FeTiO3 |
結晶系 | 三方晶系 |
へき開 | なし |
モース硬度 | 5.5 |
光沢 | 金属光沢 |
色 | 黒色 |
条痕 | 黒色 |
比重 | 4.7 |
文献 | [1] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |
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チタン鉄鉱[2](チタンてっこう、ilmenite、イルメナイト)は、鉱物(酸化鉱物)の一種。化学組成は FeTiO3、結晶系は三方晶系。チタン鉄鉱グループの鉱物。チタンの重要な鉱石鉱物。
産出地
2005年にはアメリカ航空宇宙局 (NASA) がハッブル宇宙望遠鏡を用いて月にチタン鉄鉱が豊富に存在することを発見した。チタン鉄鉱を用いることによって鉄やチタン、酸素を製造することができるため、有益な資源として期待されている。
性質・特徴
火成岩や変成岩に多く含まれるが、海岸の砂浜から採掘されることが多い。大きな塊として存在することがあるが、砂浜では0.1mmから0.2mm程度の非常に小さな粒で存在している。磁鉄鉱(砂鉄)と混在するが、磁石を用いると分離できる。
用途・加工法
採掘されたチタン鉄鉱の大部分は二酸化チタンの成分を基に白色の顔料の製造に使われる。
チタン鉄鉱グループ
- チタン鉄鉱 (ilmenite) :
- ゲイキー石 (geikielite) :
- パイロファン石 (pyrophanite) :
- ecandrewsite :
脚注
[脚注の使い方]
参考文献
- 松原聰『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年。ISBN 4-05-402013-5。
- 松原聰、宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年。ISBN 978-4-486-03157-4。
関連項目
外部リンク
英語版ウィクショナリーに関連辞書項目があります。
ilmenite
- ウィキメディア・コモンズには、チタン鉄鉱に関するカテゴリがあります。
- Ilmenite (英語), MinDat.org, 2011年7月20日閲覧。
- Ilmenite (英語), WebMineral.com, 2011年7月20日閲覧。
- 福岡正人. “Ilmeniteグループ”. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月20日閲覧。