もののべながおき
もののべ ながおき(1916年(大正5年)1月1日 - 1996年(平成8年)12月15日)は、日本の数学者、市民運動家である[1][2]。本名は物部長興(読み同じ)[1][2]。
経歴・人物
東京府(現・東京都)に物部長穂の長男として生まれる[1][2]。旧制麻布中学校、旧制第二高等学校を卒業後、東京帝国大学理学部数学科に入学し在学中は社会研究サークルに所属したが[1]、社会運動に関与し二度の検挙を受けた[2]。この影響もあり大学を中退し[1][2]、第二次世界大戦後には共産党に入党するが[1][2]、党中央委員会を批判した事により除名された[1][2]。
ベトナム戦争の最中であった1967年(昭和42年)当時には、多摩地域において停戦運動団体「ベトナム反戦ちょうちんデモの会」を創設、その中心として活動した[1][2]。
著書
自筆
- 『エネルギー』
- 『言葉と文字』
日本語訳
- 『数学おもちゃI・II・III』- 原作はソビエト連邦の数学者ボリス・コルディエムスキー(英語版)の著書。
- 『数の数学』- 原作はアメリカ合衆国の数学者リチャード・ベルマンの著書。
- 『たのしい代数』- 原作はロシア帝国の数学者ヤコブ・ペレルマンの著書。
脚注
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- ^ a b c d e f g h “もののべ ながおき”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus(講談社). 2023年8月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “もののべ ながおき”. 20世紀日本人名事典(日外アソシエーツ). 2023年8月16日閲覧。
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