びしゃんとは、石材やコンクリートの表面を加工する時に使う鉄槌である。名前は英語名のブッシュ・ハンマー(Bush hammer)から来ているとされる。
形はほぼ正方形で、槌の面には四角いスパイク状の突起が格子状に並んでおり、一列に並んだ突起の数により「5枚びしゃん」(5×5の25目)、「10枚びしゃん」(10×10の100目)と呼ばれる。刃のように細い面に突起が1列に並んだ刃びしゃんも存在する。
電動の物も存在するが基本的な使い方は同じで、石材の表面を叩く事で石材を削っていく。同じ面積で叩く回数が少ないと表面は荒削り風になり、多く叩くと滑らかな風合いになる。仕上げの工程が進むにつれて目の数が多い(突起が細かい)びしゃんに換えていく。
関連項目
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種類 | - 石彫刻(英語版)
- ドライストーン (石積)(英語版)
- レターカット(英語版)
- 記念碑石工(英語版)
- 石像
- Slipform
- Snecked
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素材 | |
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道具 | - アングルグラインダー(英語版)
- びしゃん
- セラミックタイルカッター(英語版)
- 鏨
- つりくさび(英語版)
- 静的破砕剤
- くさび
- セリ矢(英語版)
- Stonemason's hammer
- 金ごて
- 直定規
- 星取り機(英語版)
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テクニック | - 組積造
- バーナー仕上げ(英語版)
- Flushwork
- 石器作り(英語版)
- 多角形建築(英語版)
- モルタル補修(英語版)
- スキャブリング(英語版)
- 山形目地仕上げ(英語版)
- 石材の表面加工(ドイツ語版)
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製造物 | |
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組織 | - International Union of Bricklayers and Allied Craftworkers
- Master of Work to the Crown of Scotland
- Mason Contractors Association of America
- Operative Plasterers' and Cement Masons' International Association
- Worshipful Company of Masons
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カテゴリ |